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グレコフ グレコフ Grekov, Boris Dmitrievich

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

グレコフ
グレコフ
Grekov, Boris Dmitrievich

[生]1882.4.21. ミルゴロド
[没]1953.9.9. モスクワ
ソ連の歴史家。科学アカデミー会員。歴史研究所所長をつとめ,ロシアの国家形成期すなわちキエフ・ルーシ (→ルス ) 時代に関する著作,農民史に関する著作などを著わし,ソビエトの歴史学界に大きな影響力をふるった。

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世界大百科事典 第2版の解説

グレコフ【Boris Dmitrievich Grekov】

1882‐1953
ソ連邦の歴史家。主著に《キエフ国家の封建関係》(1936),その増補修正版《キエフ・ロシア》(1939),《最古代から17世紀までのロシア農民》(1946)などがある。生前はソ連邦史学界で指導的地位を占め,戦後の日本のロシア史学への影響も大きかった。没後にはスターリン批判とも関連して,キエフ時代のホロープ(奴隷)を低く評価した点などで,ソ連邦内部でも批判を受けた。【石戸谷 重郎】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

グレコフ
ぐれこふ
Борис Дмитриевич Греков Boris Dmitrievich Grekov
(1882―1953)

ソ連の歴史家。ワルシャワ大学モスクワ大学に学び、ノブゴロドの社会、経済史に関する研究で学界に登場。ロシア革命後はマルクス主義史学の立場にたち、古代ロシアと東スラブ人の歴史に関する研究を多数発表した。彼は、東スラブ人が原始共同体社会から奴隷制を経ることなく封建制に移行したこと、9~12世紀の古代ロシアはすでに農耕を基本的生産活動とする段階に達していたこと、古代ロシア国家はノルマン人によって建国されたのではなく東スラブ人社会の内在的発展の結果成立したことなどを説き、封建制ロシアに関するソビエト史学の基本的立場を決定した。[栗生沢猛夫]

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