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コウシンバラ

百科事典マイペディアの解説

コウシンバラ

モッコウバラ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コウシンバラ
こうしんばら / 庚申薔薇
[学]Rosa chinensis Jacq.

バラ科の常緑低木。中国名は月季花長春花。半直立性、つる性のものもあり、高さ1.5メートル。枝茎は緑色で、白粉を帯びるものもある。刺(とげ)は三角状で、葉軸や小葉の中央脈にも鉤(かぎ)形の小さい刺がある。葉は羽状複葉で6~15センチメートル、半光沢または光沢があり、濃緑色で裏面は白色を帯びた淡緑色。幼葉や若葉は紅緑色で無毛。小葉は3~5枚あり楕円(だえん)形で長さ3~7センチメートル、先はとがり、縁(へり)には鋭い鋸歯(きょし)がある。托葉(たくよう)は細長く、葉柄に合着し上部は細く、とがる。花は頂生し、1個ないし数個が5月から開き、暖地では冬季も開く。萼筒(がくとう)は楕円形で無毛、萼片は長さ1.5~3センチメートルで、羽状に裂けて開くと反り返るものもあり、内面と縁に短毛がある。二重または八重咲きであるが一重のものもあり、淡紅、淡紫紅、桃紅色で、白、白に紅のぼかしなどもある。花弁基部はいずれも白色で、雌しべは乳白色で離生する。中国の四川(しせん)の原産であるが、野性種は一重咲きで、よくみられるのは栽培種である。
 花は薬味風の香りがある。果実は球形または広楕円形、径1~1.5センチメートル、初めは緑色でのちに橙紅(とうこう)色となり、冬は褐色になる。名は、庚申つまり「かのえさる」で、60日に一度あることをさし、それくらいにたびたび花が咲く四季咲きのバラの意味である。[鈴木省三]

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世界大百科事典内のコウシンバラの言及

【バラ(薔薇)】より


[ルネサンス時代以降に導入されたバラ,現代のバラの原種]
 ルネサンス以降,主としてアジアの各地域からヨーロッパに導入された品種改良の原種とされたバラには,次のようなものがある。 (1)コウシンバラ(別名,長春花,長春,月季花)R.chinensis Jacq.(英名China rose,Bengal rose) 常緑または半常緑の灌木。とげは少ない。…

※「コウシンバラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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