コオロギ(蟋蟀)(読み)コオロギ(英語表記)cricket

翻訳|cricket

世界大百科事典 第2版の解説

コオロギ【コオロギ(蟋蟀) cricket】

直翅目コオロギ上科Grylloideaに属する昆虫を呼ぶときに用いる通俗的な呼名。ケラもこの仲間だが,別に扱うことも多い。またツヅレサセコオロギの旧名をコオロギといった。 コオロギ類は,キリギリス類やバッタ類とともに直翅目を構成する主要な群で,とくにキリギリス類に類縁が近い。キリギリス類は体型が縦に平たく,主として樹上生活に適応しているが,コオロギ類は,エンマコオロギで代表されるように,体型が背腹に平たくなり,地表生活に適応している。

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世界大百科事典内のコオロギ(蟋蟀)の言及

【キリギリス(螽蟖)】より

…世界から5000種以上知られている。【山崎 柄根】
[鳴く虫と日本人]
 古くは現在コオロギと呼ばれる虫がこの名で呼ばれた。その鳴く音をキリキリときいたからであろう。…

【賭博】より

…これは古代中国でもっとも好まれた盤上遊戯であって,すでに春秋時代には遊ばれていたらしく,《論語》に〈博奕(奕は囲碁のたぐいという)みたいなものでも何もせぬよりましだ〉という孔子の言葉が記録されており,《韓非子》にも〈儒者は博をしない〉とみえ,のちに〈博〉または〈博奕〉が賭けごとの代名詞になったのは,上述の〈賭博〉の語が示すとおりである。というのも,勝敗の分かれる遊戯にはすべて賭博性があるからで,ほかに闘鶏,闘蟋蟀(しつしゆつ)(コオロギの闘戯),走狗(そうく)(ドッグレース),樗蒲(ちよぼ)(ばくち)などはいわずもがな,投壺(とうこ)(矢投げ),囲碁(),象戯(しようぎ)(中国式の将棋),双陸(すごろく),握槊(あくさく)(すごろくの一種)などにも金品が賭けられることがあった。賭博の弊害についてはつとに三国呉の韋昭が《博奕論》のなかで嘆いており,歴代の王朝もしばしば禁令を出したけれども,クビになった役人があとを絶たなかったのは,賭博のもつ魔性のゆえであろう。…

※「コオロギ(蟋蟀)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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