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コジュリン Emberiza yessoensis; Japanese reed bunting

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コジュリン
Emberiza yessoensis; Japanese reed bunting

スズメ目ホオジロ科。全長約 14cm。雄は,夏羽(→羽衣)では頭部と喉が黒色,背,尾が赤褐色で,背には黒い縦縞模様がある。胸腹部は淡い灰褐色。雌は頭部が褐色で,くすんだ白色の眉線と頬線があり,その下に黒いひげのような筋模様がある。喉は白い。雄の冬羽は雌に似る。中国東北地方,ウスリー川流域南部,日本に不連続に繁殖分布し,越冬地も日本の本州中部以南,朝鮮半島南西部,中国東部などに分散する。日本では,本州と九州地方で局地的に繁殖する。本州中部以北や佐渡島には留鳥もいるが,本州中部以南では冬鳥(→渡り鳥)で,越冬地も局地的である。河川や湖沼,海辺周辺のアシ原などの湿原,草原に生息し,昆虫類や果実,種子などを食べる。ホオジロに似た声で「ぴっぴぴ,ちちちち」とさえずる(→さえずり)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コジュリン
こじゅりん / 小寿林
Far-Eastern reed bunting
[学]Emberiza yessonsis

鳥綱スズメ目ホオジロ科の鳥。同科ホオジロ属38種中の1種。全長約14.5センチメートル。繁殖期の雄は頭、頸(けい)部が黒色となるので、ナベカムリ(鍋被)の一名がある。アジア東部特産種で、日本、ウスリー川、黒竜江上流域地方で繁殖し、冬季朝鮮半島や中国沿海地方に至る。日本では南千島、北海道、東北、関東、中部地方の丈の高い草原で繁殖し、冬季は本州中部以南太平洋岸の温暖地に漂行するが、個体数の少ない種である。主として昆虫、クモ、ダニなどの動物質、植物では草本の種子を食べる。大陸系のものをチョウセンコジュリンとよぶ。[坂根 干]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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