コソアド

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「コソアド」の解説

コソアド

日本語の「指示する言葉」において,近称,中,遠称,不定称が,それぞれコ-,ソ-,ア-,ド-の整然とした体系をなしている点に着眼して,佐久間鼎がつけた名称。コレ,ソレ,アレ,ドレ;コチラ,ソチラ,アチラ,ドチラ;コノ,ソノ,アノ,ドノ;コーソー,アー,ドーなど。それまでの,西洋文法の代名詞の枠にとらわれた見方から脱し,日本語内部の体系をとらえたものである (ただし,これらの文法的機能はいろいろである) 。なお,近,中,遠称の3つの区別をもつ言語は,日本語以外にも朝鮮語,トルコ語,ラテン語などがあるが,日本語とまったく同じ意義をもつとはかぎらない。

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