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コッヘル Kocher, Emil Theodor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コッヘル
Kocher, Emil Theodor

[生]1841.8.25. ベルン
[没]1917.7.27. ベルン
スイスの外科医。ベルン大学,ベルリン,ロンドン,パリ,ウィーンで学ぶ。 1872~1917年,ベルン大学教授。 1876年,甲状腺腫の治療に甲状腺摘出術を初めて施行,1912年までに 5000例実施し,きわめて困難であったこの手術を安全なものにした。そのほか,肩関節脱臼の整復術,胃,肺,胆嚢,舌,脳神経,ヘルニアの新しい手術方法の開発と古い方法の改良などを行なった。さらに,手術の際に止血に用いるコッヘル鉗子をはじめ,数多くの新しい器具,装置を開発し,胆嚢手術時の切開法を創案した。それらにはいずれも彼の名が冠せられている。『外科手術学』 Chirurgische Operationslehre (1892) は多くの版を重ね,多くの国で翻訳された。 09年,甲状腺の生理学的,病理学的研究および手術の開発に対してノーベル生理学・医学賞が与えられた。

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デジタル大辞泉の解説

コッヘル(〈ドイツ〉Kocher)

登山・キャンプ用の、なべ・やかん食器などをまとめた携帯式炊事用具

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百科事典マイペディアの解説

コッヘル

野外活動のための携帯炊事用具。ドイツ語Kocherに由来。アルミニウムやアルマイトで作られ,なべ,小型の湯沸し,皿,五徳などがセットになっている。サイズは大小さまざまあり,軽いので持ち運びに便利。
→関連項目飯盒

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世界大百科事典 第2版の解説

コッヘル【Kocher[ドイツ]】

野外炊飯のための携帯用具。大小のなべ,やかん,皿,五徳,バーナーなどがセットされ,登山やキャンプなどに多く利用される。サイズは大小各種あり,コップその他が付けられ便利になっている。ガスコンロ,石油コンロやメタ(スイス製の固型燃料。無臭,無煙,無灰で火力が強い)利用のバーナーなどによる炊事用で,たき火による炊事には適さないこと,アルミ製が多いので破損しやすいなどの欠点もある。【徳久 球雄】

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大辞林 第三版の解説

コッヘル【Kocher】

鍋・皿・やかんなどが組になっている携帯用の炊事道具。
手術用の止血鉗子かんし

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

コッヘル【Kocher〈ドイツ〉】

登山などに用いる携帯用の炊事(すいじ)用具。鍋・皿・やかんなどがセットになっていてアルミニウム製が多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コッヘル
こっへる
Kocherドイツ語

野外炊飯のための用具。大小の鍋(なべ)ややかん、皿、バーナーなどがセットされたアルミニウム製や、ステンレス製、チタン製の用具で、サイズは大小各種あり、丸型が普通であるが角型のものもある。ガスこんろ、石油こんろやメタ(固形メタノール)利用のバーナーなどによる炊事用で、焚火(たきび)による炊事には適していない。食器、コップなどもセットされた改良型も各種ある。[徳久球雄]

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世界大百科事典内のコッヘルの言及

【飯盒】より

…アルミニウム,またはアルマイトで作られるが,比重が鉄の1/3というアルミニウムが発見されたことによって初めて成立した器具である。なお,同種の炊事具にコッヘルがある。これはなべ,やかん,皿,五徳などのセットをコンパクトに組み込んだもので,登山やキャンプに用いられている。…

※「コッヘル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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