コビルカ(英語表記)Kobilka, Brian K.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コビルカ
Kobilka, Brian K.

[生]1955.5.30. ミネソタ,リトルフォールズ
アメリカ合衆国の化学者,分子生物学者。フルネーム Brian Kent Kobilka。1977年ミネソタ大学で生物学と化学の学士号を取得,1981年エール大学で医学博士号を取得した。ワシントン大学医学センターで研修後,1984年からデューク大学でロバート・J.レフコウィッツの研究室に所属する。同研究室で受容体の遺伝子探索に携わり,1986年にβアドレナリン受容体遺伝子(→アドレナリン)を釣り上げることに成功した。その結果,細胞膜上で信号を受け取る受容体蛋白質の中にある G蛋白質共役受容体 GPCRグループの存在が明らかになった。1996年スタンフォード大学助教授となり,2000年教授に就任。1987年から 2003年までハワード・ヒューズ医学研究所研究員を兼務。2012年,外部からの情報を細胞内部に伝える働きをする GPCRについて画期的な研究をした功績により,指導教官のレフコウィッツとともにノーベル化学賞を受賞した。2人は GPCRの概念を確立し,代表的存在であるβアドレナリン受容体などを単離し,さらに特徴的な遺伝子構造も明らかにした。2011年アメリカ科学アカデミー会員に選ばれた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android