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コングリーブ Congreve, William

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コングリーブ
Congreve, William

[生]1670.1.24. ヨークシャー,リーズ近郊
[没]1729.1.19. ロンドン
イギリスの劇作家。風習喜劇の代表的作者。ダブリンで学んだのち,ロンドンへ出て法学生となるが,文学の道に進む。戯曲の処女作『老独身者』 The Old Bachelor (1693) で好評を博し,続いて『二枚舌』 The Double Dealer (94) ,『愛には愛を』 Love for Love (95) によって地位を確立。最後の『世の習い』 The Way of the World (1700) は,発表当時は不評だったが,現在では風習喜劇の最高傑作の一つと認められる。彼の特色は機知に富んだ精妙なせりふによる人間描写にある。ほかに悲劇,小説,詩などもある。晩年は社交界の名士として悠々自適の生活をおくった。

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百科事典マイペディアの解説

コングリーブ

英国の劇作家。《世の習い》(1700年)や《二枚舌の男》《愛には愛を》などの戯曲によって王政復古期の上流社会を軽妙に描写する〈風習喜劇〉の代表作家である。《喪に服する花嫁》はただ一つの悲劇。

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世界大百科事典 第2版の解説

コングリーブ【William Congreve】

1670‐1729
イギリスの劇作家。王政復古期における喜劇を代表する作家の一人。《独身の老人》《二枚舌の男》(ともに1693初演),《愛には愛を》(1695初演),《世の習い》(1700初演)の喜劇4編は,いずれも当時の社交界の男女関係を機知に富み洗練された文体で描いたものである。特に,過度の知性をそなえた男女の恋のかけひきを扱う《世の習い》は,イギリス風習喜劇の最高傑作の一つとされる。他方,彼の喜劇は筋の複雑さや人工性のゆえに批判されることも多い。

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大辞林 第三版の解説

コングリーブ【William Congreve】

1670~1729) イギリスの劇作家。上流社会の男女の作法や気取りを軽妙な筆致で風刺した。「世間道」は風俗喜劇の傑作とされる。

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世界大百科事典内のコングリーブの言及

【永久機関】より

…液体を利用するものとして毛管現象を利用するものもあった。有名なのはコングリーブWilliam Congreve卿(1772‐1828)の考案で,海綿製のベルトと重量物でつくったベルトを重ねて斜めに二つの滑車に掛け,下半分を水中に置く方式であった。磁気を利用するものとしては,13世紀にP.deマリクール(ペトルス・ペレグリヌス)が永久に針が回転する装置を図に描いているほか,カルダーノが磁気を利用した永久機関の可能性を示唆したことをアントニウス・デ・ファンテスAntonius de Fantesが記しているが,これについてはW.ギルバートが実験ぬきの思いつきにすぎないと批判している。…

【ロケット】より

…以後18世紀までの間,フランス,オランダ,ドイツなどヨーロッパ各地で徐々に発展を遂げ,とくにフランスは多くの戦争でロケットを用いたが,また多くの国で花火としても利用された。19世紀になるとイギリスのコングリーブWilliam Congreve(1772‐1828)の作ったロケット弾がヨーロッパ各地やアメリカでの戦争に用いられ,それなりの威力を発揮したが,その後兵器としてのロケットは大砲の射程がのびるに従い見限られることとなる。 一応このように固体ロケットは10世紀にわたる歴史をもつが,一方,液体ロケットは実に19世紀もまさに終わらんとするころ,パリに留学していたペルー人ポーレP.A.Pauletが推力100kgfのロケットを実験したのがそもそもの始まりといわれる。…

※「コングリーブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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