デジタル大辞泉
「世の習い」の意味・読み・例文・類語
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よ【世】 の 習(なら)い
- 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。
- [初出の実例]「世のならひも常なく見ゆるは」(出典:青表紙一本源氏(1001‐14頃)匂宮)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世の習い
よのならい
The Way of the World
イギリスの劇作家コングリーブの喜劇。1700年初演。社交界のだて男ミラベルが華やかな女性関係と財産をめぐる人々の陰謀を切り抜けて、ミラマントという才色兼備の女を手に入れる物語で、イギリス風習喜劇の典型。比喩(ひゆ)や格言が頻出する機知に富んだ文体で書かれ、知的で洗練された笑いに満ちているが、他方、筋があまりに複雑で、しかも中心人物が行動よりも批判に傾くため、全体として冷たい感じを与える。初演は不評だったが、その後はたびたび上演されている。
[喜志哲雄]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世の習い
よのならい
The Way of the World
イギリスの劇作家 W.コングリーブの喜劇。5幕。 1700年リンカーンズ・イン・フィールド劇場で,T.ベタートンの主演により初演。恋のたくらみや嫉妬を中心に,機知に富んだ会話で 17世紀のロンドン社交界を描き出した風習喜劇の代表作。初演当時は不評であったが,19世紀に入って W.ハズリットや A.スウィンバーンらに激賞された。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の世の習いの言及
【コングリーブ】より
…王政復古期における喜劇を代表する作家の一人。《独身の老人》《二枚舌の男》(ともに1693初演),《愛には愛を》(1695初演),《世の習い》(1700初演)の喜劇4編は,いずれも当時の社交界の男女関係を機知に富み洗練された文体で描いたものである。特に,過度の知性をそなえた男女の恋のかけひきを扱う《世の習い》は,イギリス[風習喜劇]の最高傑作の一つとされる。…
※「世の習い」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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