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コンゴ自由国 コンゴじゆうこく État Indépendant du Congo

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世界大百科事典 第2版の解説

コンゴじゆうこく【コンゴ自由国 État Indépendant du Congo】

ベルギー国王レオポルド2世私有財産として創設した中部アフリカの植民地(現,コンゴ民主共和国)。19世紀後半ヨーロッパ列強に伍してアフリカ進出を企てたレオポルド2世は,スタンリーコンゴ川流域に派遣して,現地の首長たちと計400におよぶ保護条約を結び,同地域を彼の私的組織であるコンゴ国際協会(1878創設)の支配下においた。欧米列強はベルリン会議(1884‐85)でコンゴに対するこの協会の主権を認めたので,同協会はコンゴ自由国に改組されて(1885),レオポルド2世はその国王を兼ねるにいたった。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のコンゴ自由国の言及

【アフリカ】より

…ところでベルリン会議は,コンゴ盆地を自由貿易地域とすることを確認したうえで,コンゴ国際協会のコンゴ盆地に対する支配権を承認した。ベルリン会議が終わった直後,コンゴ国際協会は改組されてコンゴ自由国となり,レオポルド2世はその国王を兼任することが宣せられた。しかしコンゴ自由国は事実上レオポルド2世の個人財産であった。…

【コンゴ民主共和国】より

… 19世紀に入ると奴隷貿易が衰え,ヨーロッパ人によるアフリカ内陸部探検が盛んに行われたのに続いて,同世紀末期にはアフリカの植民地分割競争が本格化した。コンゴについては,1878年以降ベルギー国王レオポルド2世H.スタンリーを派遣して現地の首長たちと合計約400に及ぶ保護条約を結ばせ,84‐85年のベルリン会議で欧米列強にコンゴの植民地化を承認させる(ベルリン協定)ことに成功すると,これをコンゴ自由国と称して自らその王を兼ねた。コンゴ自由国は事実上レオポルド2世の私的植民地として他に類例を見ないほどの暴政のもとに置かれ,住民の土地に対する組織的収奪,ゴム農園の開発や象牙の採集を目的とした非人道的な強制労働制度の導入などのために,レオポルド2世はイギリスをはじめとする欧米諸国からベルリン協定違反として厳しい非難を浴びせられた。…

【ベルギー】より

…また80年代以降,有力な市場であったロシアが輸入禁止政策に転ずると,ベルギーの大製鉄企業は続々ロシアに子会社を設立して現地生産に乗り出し,中国でも96年,北京~漢口間の鉄道建設を請け負い借款を提供したほか,天津の市電を経営していた。他方,ベルギーは熱心に植民地獲得を試みたが,いずれも成功せず,ようやく1884‐85年のベルリン会議でコンゴ(現,コンゴ民主共和国)が,コンゴ自由国(事実上,国王レオポルド2世(在位1865‐1909)個人の領土)として認められた。しかし,植民地から収益を上げようとして現地住民を虐待したことが世界の非難を浴び,コンゴ自由国の統治権は1908年ベルギー国家に移管され,〈ベルギー領コンゴ〉が誕生した。…

【レオポルド[2世]】より

…在位時代は,ベルギーの激しい政治的・社会的対立(教育問題を頂点とするカトリックと自由党の対立,社会主義勢力の進出,フラマン語問題など)の時期に当たっており,彼はその調停を企てて政党政治に介入して,非立憲君主的行動を非難された。また皇太子時代から植民地獲得に熱心で,1885年列強から,国王個人による〈コンゴ自由国〉(現,コンゴ民主共和国)の領有を認められたが,現地住民の非人道的な酷使が世界の非難を受け,1908年,これをベルギー国家に譲渡した。09年アルベール1世に譲位した。…

※「コンゴ自由国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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