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コンスタンティーヌ Constantine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コンスタンティーヌ
Constantine

アラビア語でクサンティナ Qusantina,同通称ブラドエルハワ Blad El-Hawa。アルジェリア北東部の行政,商業の中心都市。同名県の県都。アナバ南西約 110kmに位置する。内陸交通の要衝で,南西側以外を深い峡谷で囲まれ,ダイヤモンドの形をした高さ 650mの岩の上に立地した天然の要害。古来フェニキア語で都市を意味するキルタ Cirtaという名で知られ,前3世紀頃にはヌミディアで最も重要な都市の一つとなり,前2世紀に黄金時代を迎えた。カエサルの時代にローマの植民地となったが,のちに破壊され,4世紀初めにコンスタンチヌス1世によって再建された。バンダル人は撃退したが,7世紀にアラブ人に征服され,16世紀以来トルコの統治下で東アルジェリアの行政中心地となった。 1837年フランス領となり,第2次世界大戦中の 1942~43年には連合軍の北アフリカ戦線の総司令部がおかれた。穀物と畜産物の集散地。古来,皮革と毛織物の製造が行われ,近年は滝の水力発電を利用して食品,機械,繊維工業が行われる。 61年コンスタンティーヌ大学が設立された。カスバがあり,またモスクなどの古い建造物が多い。人口 44万 842 (1987推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

コンスタンティーヌ(Constantine)

アルジェリア北東部の都市。アラビア語クサンティーナ。地中海沿岸から約90キロメートル内陸のテルアトラス山脈北麓に位置する。同国第三の規模をもつ。古代カルタゴ人が建設した植民都市に起源する。古代ローマ時代に北アフリカ属州の戦争で被害を受けたが、コンスタンティヌス1世により再建され、名称の由来となった。古代ローマ、東ローマ帝国時代の城壁や凱旋門オスマン帝国時代のイスラム寺院、フランス植民地時代の街並みなどが残っている。独立後、工業都市として発展した。

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百科事典マイペディアの解説

コンスタンティーヌ

アルジェリア北東部,地中海岸に近い都市。アラビア語でクサンティーナ。アトラス山脈の北麓にあり,農産物取引の中心地。製粉セメント,自動車,鉄道車両,農機具などの工業が行われる。

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世界大百科事典 第2版の解説

コンスタンティーヌ【Constantine】

アルジェリア東部の古い歴史をもつ中心都市で,同名県の県都。アラビア語でクサンティーナQusanṭīna。人口44万1000(1987),アルジェ,オランに次ぐ第3の都市である。地中海岸より90km内陸のテル・アトラス山脈中にあり,標高600m。ルメル川の深い峡谷に面し,市街地の直下200mの断崖は壮観である。 古代,カルタゴにより都市が建設され,キルタCirtaと呼ばれた。ローマ時代にも植民都市となり,311年戦争で廃虚となったが,コンスタンティヌス1世により再建されたので現在の地名がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コンスタンティーヌ
こんすたんてぃーぬ
Constantine

北アフリカ、アルジェリア北東部の都市。コンスタンティーヌ県の県都。アラビア語ではクサンティーナQacentina。人口46万2187(1998)で同国第3位の都市である。地中海岸から約90キロメートル内陸、アトラス山脈中の標高600メートルに位置する。ルメル川の深い峡谷に面し、市街地の直下に切り立つ高さ200メートルの断崖(だんがい)は壮観である。地中海沿岸とアトラス高原および遊牧地域との結節点で、古くから農産物の交易地であった。古代にカルタゴの植民都市が建設されキルタCirtaとよばれた。ローマ時代には311年に戦争で廃墟(はいきょ)となったが、コンスタンティヌス大帝が再建した。市名はこれに由来する。その後近世のオスマン帝国統治下に至るまで、この地方の主要都市として栄えた。ローマ、ビザンティン時代の水道、城壁、凱旋(がいせん)門、古いモスクなどが残されている。フランス植民地時代、メディナ(アラブ人市街地)の周辺にヨーロッパ風市街地がつくられた。独立戦争中の1958年フランスのドゴール大統領は、当地で「コンスタンティーヌ計画」として知られるアルジェリア経済再建計画を発表した。1962年の独立後工業化が進み、繊維、食品、機械、セメント、皮革などの工業が立地し、総合大学も設置された。近年周辺農村からの人口流入が続き、住宅不足が深刻である。アルジェとチュニジアのチュニスを結ぶ鉄道、道路の結節点であり、国際空港もある。[藤井宏志]

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