デジタル大辞泉
「サナトリウム」の意味・読み・例文・類語
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サナトリウム
- 〘 名詞 〙 ( [英語] sanatorium ) 療養所。特に結核療養所。清浄な空気と豊かな日光に恵まれた郊外や高原、海浜などに設けられる。
- [初出の実例]「そして毎年五百人つづ交替で、カフカーズのサナトリウムに送って休養させてゐる」(出典:ロシアの復活(1924)〈荒畑寒村〉衛生施設)
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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サナトリウム
sanatorium
結核療養所のこと。かつては大気安静療法が結核治療の主流を占めていたため,空気のよい高原や山間,海浜などに設けられた。しかし化学療法の発達に伴い,結核が短期間で治癒するようになったことと,結核患者が減少したため,規模の縮小現象がみられる。現在では,神経疾患や精神病などを治療するための療養所に変ったものが多い。
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「サナトリウム」の意味・わかりやすい解説
サナトリウム
元来は,気候温暖で空気清浄な土地に建てられた,一般患者の健康回復,ならびに健康人の健康増進のための施設。日本では,長期入院結核患者のためアフターケアを主とする結核療養所の別称であったが,近時は精神疾患,脳卒中後遺症など各種慢性疾患の療養所へと性格が変わった。
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内のサナトリウムの言及
【療養所】より
…病院の一種で,とくに結核,精神病,癩病など慢性疾患を対象として,長期に及ぶ入院患者を収容する医療施設をいう。かつて結核の比重が高かった時代には[サナトリウム]の名で呼ばれたが,近年は病院と改称されるようになっている。現在,これら療養所のほとんどは国立療養所で,第2次大戦後の1945年に傷痍(しようい)軍人療養所(結核36,精神3,脊髄1,温泉10)が,さらに47年に日本医療団所属の95の結核療養所が厚生省に移管されて,現在の体系の基礎がつくられた。…
※「サナトリウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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