日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 サバール(Félix Savart)さばーるFélix Savart(1791―1841) フランスの物理学者。メジエールに生まれる。初め医学を学び、1816年ストラスブール大学で医学の学位を得、その後物理学の研究に転じた。1827年パリ科学アカデミー会員に選ばれ、翌1828年コレージュ・ド・フランスの実験物理学教授に就任した。1820年ビオに協力して、電流の磁石に及ぼす作用に関する実験的研究を行い、有名なビオ‐サバールの法則を発見した。彼は主として振動論、音響学領域の研究に従事し、その分野では当時のフランスにおける第一級の実験物理学者として知られた。[井上隆義][参照項目] | ビオ | ビオ‐サバールの法則 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例