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サン=テグジュペリ サン=テグジュペリSaint-Exupéry, Antoine Marie Roger de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サン=テグジュペリ
Saint-Exupéry, Antoine Marie Roger de

[生]1900.6.29. リヨン
[没]1944.7.31. マルセイユ沖
フランスの小説家,飛行士。初めエコール・ナバル (海軍兵学校) を志望したが果たさず,兵役で空軍に入隊,飛行士の資格を取ったのち,ラテコエール社に入社,初期の長距離航空路開設に重要な役割を果した。第2次世界大戦に際して偵察機パイロット,のち北アフリカで連合軍の飛行士となったが,任務でコルシカ島を飛び立ってのち,消息を断った。墜落地点は長らく不明だったが,2003年 10月にマルセイユ沖で引き揚げられた機体の一部が,2004年に本人の搭乗機と確認された。飛行士としての知識と経験を,人間精神の価値に関する深い省察にまで高めて,密度の高い詩的な文体に表現した。『南方郵便機』 Courrier Sud (1929) やフランスと南アメリカを結ぶ最初の定期航空路開設のエピソードを扱った『夜間飛行』 Vol de nuit (1931) ,飛行の体験を通じての,人間の尊厳と責任,愛と連帯に関する思索を記した『人間の土地』 Terre des hommes (1939) ,ある従軍飛行士の悲劇的任務の物語『戦う操縦士』 Pilote de guerre (1942) や童話のスタイルによる『星の王子さま』 Le Petit Prince (1943) のほか,レジスタンスのさなかに同胞に向けて書いた『ある人質への手紙』 Lettre à un otage (1943) ,遺稿集『城砦』 Citadelle (1948) がある。

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