サンス(英語表記)Sanz, Gaspar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サンス
Sanz, Gaspar

[生]1640. アラゴン,カランダ
[没]1710. マドリード
スペインのギタリスト,オルガニスト。サラマンカで学び,ナポリ副王の宮廷オルガニストに就任。スペインに帰国後,アウストリア公ドン・フアンのギターの教師となる。すぐれたギター曲が多い。

サンス
Sens

フランス中部,ヨンヌ県北部の町。パリ-リヨン間の交通の要衝。旧市街はシャンパーニュ地方のヨンヌ川右岸にあり,ガロ・ローマ時代の城壁跡が道路となって周囲を取巻いている。聖エティエンヌ大聖堂 (12~16世紀) はイギリスのカンタベリー大聖堂の原型として知られる。左岸には駅と工業地区があって,金属・電気・プラスチック・薬品・酪農製品工業が盛んである。人口2万 7755 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

サンス【Sens】

フランス中部,ヨンヌ県の都市。人口2万6602(1982)。金庫製造,なめし革業,電気材料製造などが行われる。ガロ・ロマン時代には北方蛮族に対する要塞都市で,浴場,円形劇場などの建設がみられた。3世紀にキリスト教が導入されるとともに司教座,さらには北フランスの首都大司教座となる(1622年まで)。この間数々の宗教会議が開かれ,特に1140年の会議はアベラールの著作の禁書宣告で有名である。1130年に起工されたサンテティエンヌ大聖堂は,パリ郊外のサン・ドニ修道院と共にゴシック様式創造へ第一歩を踏み出した建築として知られる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サンス
さんす
Sens

フランス中北部、ヨンヌ県の副県都。パリの南東110キロメートル、ヨンヌ川沿いにある。人口2万6904(1999)。ほぼ12世紀にさかのぼるサンテティエンヌ大聖堂や、中世および古代文化の遺物が豊富な博物館など、初期ゴシック様式とルネサンス期の建築物がみられる。農業機械、鉄道車両、れんが、ビスケットを生産。青銅の鋳造場もある。古くからの都市で、古代にはローマの属領ガリアのもっとも重要な都市の一つであり、アゲディンクムAgedincumとよばれた。[大嶽幸彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

サンスの関連情報