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サンテティエンヌ Saint-Étienne

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

サンテティエンヌ
Saint-Étienne

正式名称はサンテティエンヌシュルロアール Saint-Étienne-sur-Loire。フランス南東部,ロアール県の県都,工業都市。市の名称は中央にある聖堂の名に由来する。 15世紀にはすでに武器製造と絹織物工業が始められていたが,19世紀には石炭の採掘が盛んになって工業都市として急速に発展,フランスの重工業発展の基礎をなした。フランスで最も早い時期の鉄道が,1828年にロアール河岸のアンドレジューとの間,16kmに敷設された。現在,鉱山は衰微したが,織物,染色工業の一大中心。合金鋼の製造を中心に金属工業も盛んで,特に兵器生産では,国営の大兵器工場をはじめ,多数の工場がある。 1966年にリヨン=サンテティエンヌ大都市圏整備研究組織が設立され,都市圏を接するにいたった両都市の総合的整備が進められている。人口 17万2696(2008)。

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百科事典マイペディアの解説

サンテティエンヌ

フランス中部,マシフ・サントラル東部,ロアール県の県都。炭田地帯の中心で,鉄鋼,兵器,絹織物などの工業が行われる。1828年,北西14kmのアンドレジュとの間にフランス最初の鉄道が敷設された。
→関連項目フランス

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世界大百科事典 第2版の解説

サンテティエンヌ【Saint‐Étienne】

フランス中部の鉱工業都市。ロアール県の県都。人口20万2000(1990)。マシフ・サントラル(中央山地)の東縁部にあたる。フュラン川(ロアール川支流)の浅い谷に沿って市街地が細長く延び,その中ほどに14世紀建設のサンテティエンヌ教会がある。付近の炭田は16世紀以来開発。19世紀の産業革命の進展につれて石炭の採掘が大規模となり,鉄鋼・兵器・機械工業が発達,リヨンとともに大工業地域が形成された。【谷岡 武雄】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

サンテティエンヌ
さんててぃえんぬ
Saint-tienne

フランス中部、ロアール県の県都で、工業都市。リヨンの南西59キロメートル、フィラン川に沿う標高517メートルの位置にある。人口18万0210、都市圏人口29万1960(1999)。行政、商業(チェーン・ストア、通信販売)、文化(大学、美術館、鉱山博物館、武器博物館)の中心地。郊外では16世紀以来の石炭採掘とその関連工業が行われる。製鉄、特殊鋼、加工業、織物、食料品などの工業が行われ、チョコレート工場もある。工業再転換が成功し、かつては「煤煙(ばいえん)の地方」とよばれたが、いまは魅力ある都市となった。近郊ではピラ自然公園の整備が行われ、ロアール川上流の貯水池建設計画がある。北西に空港がある。付近のモントーは作曲家マスネの故郷。14世紀起源のサンテティエンヌ教会がある。[大嶽幸彦]

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世界大百科事典内のサンテティエンヌの言及

【ロアール[川]】より

…現在のフランス語のもとになった北部フランス語(オイル語)とプロバンス語(オック語)との言語地理的な境界がかつてロアール川河口からボージュ山脈南端を結ぶ線にあったことは,南からの文化の流入路としてのロアール川の重要性を示している。フォレ盆地の東南にあるサンテティエンヌはかつてフランスの全石炭の35%を産出した炭田地帯の中心で,18世紀にロアンヌから上流の水運が開けると,この石炭もロアール川を通じて積み出された。現在のサンテティエンヌでは鉄鋼業,金属,機械工業が盛んであり,工業地帯はビバレ山地に延びて,リヨンとのつながりを深めている。…

※「サンテティエンヌ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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