イギリスの生理学者。イングランドのヤールマウスに開業医の息子として生まれる。ケンブリッジのカイアス・カレッジ、ロンドンのセント・トーマス病院でそれぞれ一般教育と実地修練を受けたのち、1885年医学士となった。1890年にセント・トーマス病院の講師、1895年から1913年までリバプール大学の教職にあり、1914年オックスフォード大学教授となった。1920~1925年まで王立協会会長。1932年E・D・エードリアンとともに「ニューロンの機能の発見」でノーベル医学生理学賞を受賞した。学生時代より神経学に興味をもち、研究を行い、対抗筋の相互神経支配や自己反射の研究は脊髄(せきずい)反射の究明に貢献し、そのほか、去脳強縮、大脳皮質における機能の局在についても優れた業績を残した。弟子にはデニー・ブラウンDerek Ernest Denny-Brown(1901―1981)、クリードRichard Stephen Creed(1899―?)、エックルズ、リッドルEdward G. T. Liddell(1895―1981)らがいる。主著に『神経系の積分作用』The Integrative Action of the Nervous System、『脊髄の反射活動』The Reflex Activity of the Spinal Cordがある。
[中山 沃]
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