コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

シバの女王 シバのじょおう Queen of Sheba

5件 の用語解説(シバの女王の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シバの女王
シバのじょおう
Queen of Sheba

一般に旧約聖書『列王紀上』10章,『歴代志下』9章で言及されるシバの女王をさす。シバは,アラビア半島南西部地域(イエメンマーリブを中心とする地域)の古代名。イスラエルの王ソロモンの知恵と名声を聞いてソロモンのもとを訪ねたとされるが,この訪問は実際には通商上の交渉を兼ねていたと思われる。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

シバの女王【シバのじょおう】

旧約聖書《列王紀》上10ほかに見える伝説的人物。英語でQueen of Sheba,シバはシェバあるいはサバとも。アラビア南部の商業国の女王で,ソロモンの名声を聞きエルサレムを訪ねて贈り物をしたという。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

シバのじょおう【シバの女王 Queen of Sheba】

旧約聖書中の伝説上の人物。シバ(サバ)は南アラビアに住んだ民族で,交易によって栄えた。《列王紀》上,第10章は,その国の女王がエルサレムにユダヤの王ソロモンを訪ねた逸話を記す。シバの女王はソロモンの名声を聞き,難問でその知恵を試そうとしたが彼はすべての問いに答えた。また壮麗なソロモンの宮殿を見て彼に心服し,金,香料,宝石を贈って帰国したという。シバの女王は中世以降,美術にあらわされる。特にソロモン訪問の場面は,三博士の参拝と結びつけて,写本画や教会堂装飾などに描かれた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

シバのじょおう【シバの女王】

アラビア半島南部にあったシバ王国の女王ビルキース(Bilqīs)の通称。紀元前一〇世紀ごろの伝説上の人物で、旧約聖書やコーランによると、エルサレムにソロモン王を訪ね、難問をもって王を試みたが、そのことごとくに王は答えたという。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シバの女王
しばのじょおう

旧約聖書』(「列王記」上・10章)の登場人物紀元前1000年ごろ、シバの女王はイスラエルのソロモン王の名声を聞き、王を表敬訪問した。シバはアラビア半島の南端、いまのイエメン付近に存在した国である。当時ソロモンは、紅海沿岸のエジオン・ゲベルという町に造船所を設けて、この地域での仲介貿易にも広く活動の手を伸ばしていた。女王は多くのことを質問し試そうとしたが、彼はすべてに答えた。彼女はソロモンの知恵の深さとその王国の繁栄を実見し、巨額の財宝を献上した。その贈答品には、香料、金、宝石があがっている。また、シバの北隣の国オフルから金、白檀(びゃくだん)、宝石を積んできた船は、ツロの王ヒラム所有のものであった。ここには、当時の海上貿易の一端をうかがうことができる。[市川 裕]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のシバの女王の言及

【アッサブ】より

…人口5万(1992)。聖書に名を残したシバの女王は,南アラビアのサバ王国の女王で,エチオピアに移住した後もサバすなわちシバの名を名のっていたという。アッサブの名はこのサバに由来すると考えられている。…

【エチオピア】より

… アムハラ族はエチオピアの支配層でもあって,誇り高い人々である。彼らはアクスム王国の子孫であり,故ハイレ・セラシエ皇帝はソロモン王とシバの女王の子孫と主張した。彼らは選ばれた民として4世紀にはキリスト教を受容した。…

【十字架伝説】より

…ソロモンの時代,この木は神殿の柱に使われようとしたが見捨てられ,小川の橋としてかけられた。シバの女王がソロモン訪問に際しこの橋に出会い,この木の不思議な力を知ってこれを跪拝(きはい)し,その運命をソロモンに警告する。さらに数奇なる運命を経て,キリストが有罪となったとき彼の十字架がこの木より作られた。…

【ソロモン】より

…帝国内にはメソポタミアをエジプトとアラビアに結ぶ国際通商路が縦貫していたため,莫大な関税収益をあげるとともに,エジプトとクエ(キリキア)とシリアを結ぶ仲介貿易や,フェニキア人の協力を得た紅海貿易にも従事した。アラビア半島南端のシバからは女王(シバの女王)が隊商を率いてエルサレムを訪問した。このように活発な商業活動によって巨富を集めたことから,〈ソロモンの栄華〉の伝説が生じた。…

※「シバの女王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

シバの女王の関連キーワード旧約聖書バイブルバテシバ儀狄旧約エレミヤ哀歌ヒラム旧約聖書学《旧約聖書の天文学》サライ(旧約聖書)

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

シバの女王の関連情報