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シベニク Šibenik

デジタル大辞泉の解説

シベニク(Šibenik)

クロアチア南部、ダルマチア地方の都市。アドリア海に注ぐクルカ川の河口に位置する。クロアチア人が築いた最古の町の一。15世紀初めから18世紀末までベネチア共和国の支配下に置かれ、オスマン帝国の侵攻に備えて16世紀に四つの要塞が築かれた。旧市街にはゴシックルネサンス様式の歴史的建造物があり、2000年には聖ヤコブ大聖堂が世界遺産(文化遺産)に登録された。

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世界大百科事典 第2版の解説

シベニク【Šibenik】

クロアチア共和国南部,ダルマツィア地方にある港町。イタリア名セベニコSebenico。人口4万1000(1991)。アルミニウム・軽金属工場のほか,造船所,漁業コンビナートなどの工業が立地し,劇場,博物館などの文化施設がある。100年を費やして完成した大聖堂(1431‐1536)は,ベネチア風ゴシック様式の本堂と初期ルネサンス様式円蓋が美しい。市の歴史は文献で11世紀までさかのぼれる。同世紀には,クロアチア王の王宮都市となり,13世紀にカトリックの司教座がおかれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シベニク
しべにく
ibenik

クロアチア共和国南西部の都市。ダルマチア地方中部、クルカ川が流入する細長い湾の湾口に位置する商港都市。人口5万1553(2001)。トルコの抑圧から逃れたウスコック(海賊)によって建設されたともいわれている。ベネチア、ハンガリーの支配ののち、1918年までオーストリアに支配された。一時イタリア領となり、1922年ユーゴスラビア王国領となる。第二次世界大戦後はユーゴスラビア社会主義連邦共和国に属し、91年クロアチアが独立した。電力はクルカ川の滝から供給され、それを利用したアルミ精錬のほか、石油精製、鋳鉄、織物、染色処理などの工業が盛ん。町の背後の丘の上に12~13世紀のサンタ・アナ要塞(ようさい)がそびえ立つ。[漆原和子]

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