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シリコーンゴム シリコーンゴム

大辞林 第三版の解説

シリコーンゴム

シリコーンの一。ゴム状弾性を示す固体。熱安定性がよく、高温あるいは低温用の弾性体に用いるほか、耐熱性・耐薬品性パッキングに用いる。

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百科事典マイペディアの解説

シリコーンゴム

ケイ(珪)素ゴムとも。ジメチルジクロルシラン(CH32SiCl2加水分解し,重合した線状高分子化合物。有機過酸化物によって加硫され弾性体となるが,この際にシリカ(二酸化ケイ素)を補強性充てん剤として用いる。
→関連項目合成ゴム

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世界大百科事典 第2版の解説

シリコーンゴム【silicone rubber】

ケイ(珪)素ゴムとも呼ばれる合成ゴムの一種で,一般の合成ゴムの主鎖が炭素‐炭素結合(下式左)であるのに対し,主鎖がケイ素‐酸素結合(下式右)で構成されているものをいう。代表的なものはケイ素原子に結合している有機基Rがメチル基のものである。ジメチルジクロロシランを原料として加水分解,縮合などの反応を経て得られる環状ジメチルシロキサンを,アルカリまたは酸を触媒として開環重合させることによりジメチルシリコーンゴムが得られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

シリコーンゴム
silicone rubber

主鎖がシロキサン結合で構成され,側鎖にメチル基,フェニル基ビニル基などの有機置換基をもった線状重合体から成る合成ゴム。耐熱,耐寒耐水,耐候,耐オゾン,耐コロナなどすぐれた性質をもち,圧縮永久ひずみもきわめてすぐれており,電気機器,自動車部品,航空機部品,プラスチック加工,医療用品など広い範囲に利用されている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

シリコーンゴム
しりこーんごむ
silicone rubber

ケイ素ゴムともいう。ASTM(アメリカ材料試験協会)の規格による略称はQ。生ゴムは、オルガノシロキサン結合単位-Si(R,R')-O-が数千以上の線状重合体であり、透明でやや流動性を示す粘弾性体である。有機の基R、R'がメチル基のポリジメチルシロキサン(MQ)は有機過酸化物で架橋する。メチル基の一部をビニル基にかえたビニルシリコーンゴム(VMQ)は通常の硫黄(いおう)加硫ができる。一部がフェニル基で置換したフェニルシリコーンゴム(PMQ)やフルオロアルキル基で置換したフルオロシリコーンゴム(FVMQ)などがある。加硫のときシリカなどの無機充填(じゅうてん)剤を加える。加硫ゴムは耐熱性と耐寒性がとくに優れており、200℃から零下90℃の広い温度範囲で使用できるものがある。耐オゾン性、耐油性、耐水性、電気特性なども優れており、膜は気体透過性が大きい。欠点は、引張り強度、引裂き強度および伸びが通常のゴムより劣り、価格も高い。特殊ゴムとして航空機や自動車など高温の場所に使われるパッキング、シーリング、ガスケット、電線やケーブルの被覆、医療用品や食品関連用品などの用途がある。
 液状シリコーンゴムは、一般に普及している室温硬化タイプと、やや高温で硬化するタイプがある。さらに空気中の水分で硬化する一液型と、硬化剤により架橋する二液型がある。建築用シーラント、電気絶縁材、型取り印象材、ゴムロールなどに使われている。[福田和吉]

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世界大百科事典内のシリコーンゴムの言及

【ケイ素樹脂(珪素樹脂)】より

…シリコーンともいう。化学式に示したR,R′あるいは重合度nを変えることによって,油状(シリコーン油),ゴム状(シリコーンゴム),樹脂状(狭義のケイ素樹脂,シリコーン樹脂)と多様に変化する。なお中心元素であるケイ素はシリコンsiliconと表現される。…

【合成ゴム】より

…アクリルゴムはアクリル酸エステル系の共重合ゴムで,1931年にドイツではじめて工業化されたものであり,耐油性,耐熱性,耐老化性にすぐれた特殊合成ゴムとして工業用部品に使用される。シリコーンゴムは44年アメリカにおいてはじめて特許出願され,それをもとに太平洋戦争中に工業生産に移されたが,耐熱性,耐寒性,電気的性質にすぐれているため,耐熱性電気部品をはじめ広く工業用部品として使用されている。ポリエステルグリコールやポリエーテルグリコールとジイソシアナートとの反応によって得られるウレタンゴムは,53年ドイツで発表されたものが最初で,耐油性,耐摩耗性にすぐれ,また高強度のゴムが得られることから,ソリッドタイヤ,ロール,ベルトなどの機械部品をはじめ多くの工業用部品に使用されている。…

※「シリコーンゴム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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