ジエチルカルバマジン

化学辞典 第2版 「ジエチルカルバマジン」の解説

ジエチルカルバマジン
ジエチルカルバマジン
diethylcarbamazine

N,N-diethyl-4-methyl-1-piperazincarboxamide.C10H21N3O(199.29).N-メチルピペラジンにジエチルカルバモイルクロリドを縮合させると得られる.融点47~49 ℃,沸点108~111 ℃(0.4 kPa).クエン酸塩(白色の結晶.融点140~142 ℃.水に可溶,エタノールに微溶)はフィラリア症に対して高い治療効果をもつ抗原虫薬であり,回虫に対しても有効である.LD50 2073 mg/kg(マウス,経口).[CAS 90-89-1][CAS 1642-54-2:クエン酸塩]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ジエチルカルバマジン」の意味・わかりやすい解説

ジエチルカルバマジン
diethylcarbamazin

駆虫剤の一つ。ピペラジン誘導体である。おもにフィラリア幼虫に作用し,末梢血流中の幼虫を消失させる。そのほか回虫,蟯虫などの線虫類に有効である。毒性は低く,安全域が大きいが,白血球増加症を起すことがある。また,静脈注射により血圧が一過性に上昇し,次いで下降する。中毒量を投与すれば嘔吐,振戦,けいれんをきたす。

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世界大百科事典(旧版)内のジエチルカルバマジンの言及

【駆虫薬】より

…下剤を必要としない。(4)ジエチルカルバマジン ピペラジンの誘導体で,フィラリア特効薬。カイチュウ,ギョウチュウにも用いられる。…

※「ジエチルカルバマジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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