好ましくない虫や獣を近づけないことを目的に用いる薬剤で、リペレントrepellentともいう。カ、アブ、ブユ(ブヨ)、ノミ、ナンキンムシ、ダニ、サシバエなどの虫刺されの予防に用いられるものに、ジエチルアミド・ジ-N-プロピルイソシンコメロネート、2・3・4・5-ビス(Δ2-ブチレン)テトラヒドロフルフラール、イソシンコメロン酸ジノルマルプロピル、N-オクチル-ビシクロヘプテン・ジカルボキシイミドなどがあり、これらを含有するスプレー、ローション、クリームが市販されている。顔、首すじ、腕、足など皮膚の露出部に塗布または噴霧する。そのほか、衣服の袖(そで)口、裾(すそ)などの内側にしみ込ませて使用することもある。
ネズミや野兎(やと)に対する忌避剤にはβ-ナフトールやシクロヘキシミドがある。これらの作用は味覚忌避であり、ネズミや野兎がかじって初めて効果を発揮するもので、電線やガスホース、家具などには有効であるが、単に通路にしている所では効果が期待できない。シクロヘキシミドを0.2%含有するスプレーが市販されている。
[幸保文治・村田道雄]
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…生物体がつくる物質のうち,動物の摂食行動や産卵行動を抑制する働きをもつもの。特に昆虫の産卵場所の選択,食物選択において,その物質が含まれる生物を避けるように作用する物質を指して使われることが多い。昆虫は,成虫期の産卵場所の選択と,幼生期の発育のための食物選択において,特定の寄主を正しく選ぶ必要がある。成虫がある一定の寄主を選んで産卵することを保証されている機構として,寄主に含まれる産卵刺激物質(誘引物質)があるが,さらに寄主以外の植物,昆虫に含まれる忌避物質が産卵行動を阻害することによっていっそう強化されている。…
※「忌避剤」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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