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ジブラルタル海峡 ジブラルタルカイキョウ

百科事典マイペディアの解説

ジブラルタル海峡【ジブラルタルかいきょう】

ヨーロッパとアフリカの境,スペインモロッコの間の海峡。地中海と大西洋を結ぶため古来軍事上の要衝である。東西約60km,幅15〜40km。表面潮流は西から東に流れる。
→関連項目タンジール

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大辞林 第三版の解説

ジブラルタルかいきょう【ジブラルタル海峡】

スペインとモロッコとの間にある海峡。大西洋と地中海とを結ぶ通商・軍事上の要地。最狭部13キロメートル。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジブラルタル海峡
ジブラルタルかいきょう
Strait of Gibraltar

地中海大西洋を結ぶ海峡。ヨーロッパのスペイン最南部と,アフリカのモロッコ最北西部の間にある。東西全長は約 58km,幅はスペインのマロキ岬とモロッコのシレス岬の間が最も狭く,約 13km。西端の幅はスペインのトラファルガル岬からモロッコのスパルテル岬までの約 43km,東端の幅は古くから「ヘラクレスの柱」と呼ばれる 2地点の間の約 23km。ヘラクレスの柱とは,北の柱がジブラルタルの岩とされ,南の柱がスペインの飛び領セウタにあるアチョ丘もしくはモロッコのへベルムサ山とされている。北方から地中海西部に入り込んだ寒気団が,低地で強い東風となってこの海峡を吹いており,この風はレバンタールと呼ばれる。海峡の表面海流は,この風の影響を受けないかぎり海峡中央部を通って東へと流れている。一方,水深約 120m以上の深層では,重く低温で塩分濃度の高い海流が西へ向かって流れている。表面海流の強さが深層海流にまさるため,地中海は縮みゆく塩水湖と化すことなくその姿をとどめている。ヘラクレスの柱は,古代ギリシア・ローマの世界の最西端であった。ジブラルタル海峡は戦略的,経済的要衝として,昔から大西洋航海に大いに利用され,今日でも南ヨーロッパ,北アフリカ,西アジアにとって重要な航路となっている。この地域の歴史はジブラルタルの岩の領有権をめぐる争いと深く結びついている。(→ジブラルタル

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジブラルタル海峡
じぶらるたるかいきょう
Strait of Gibraltar

ヨーロッパとアフリカ両大陸の間にある海峡。大西洋と地中海とを結び、その間の長さは約57キロメートル。幅は、イベリア半島最南端タリファ岬の南部プンタ・マロキと、対岸のモロッコのアルカサル・エ・セリルとの間がもっとも狭く約14キロメートル、大西洋側の出入口にあるトラファルガー岬とモロッコのスパルテル岬との間がもっとも広く約45キロメートルである。海上交通および軍事上きわめて重要な地で、地中海側出入口のヨーロッパ大陸岸にイギリス直轄領の要塞(ようさい)ジブラルタルが、アフリカ大陸岸にスペイン領の軍港セウタがある。水深は西端のスパルテル岬沖でもっとも浅く345メートル、深い所はジブラルタルとセウタの間で942メートル。表面潮流は大西洋から地中海へ、毎時平均4キロメートルの速さで流れ込み、下層には塩分濃度の高い反対流がある。両岸の岩山、すなわち「ジブラルタルの岩」とセウタ側のアチョ山は「ヘラクレスの柱」とよばれる。[田辺 裕・滝沢由美子]

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