ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
[没]前100頃
インドの哲学者。ベーダ聖典に規定されている祭祀儀礼の実行の意義を哲学的に研究して統一解釈を与えたミーマーンサー学派の確立者。『ミーマーンサー・スートラ』を著わしたとされる。
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インド六派哲学の一つ、ミーマーンサー学派の確立者。『ミーマーンサー・スートラ』の著者とされる。『サーマ・ベーダ』の系統の学者であったことが知られるほか、その人物像についての詳細は不明。ダルマ(宗教的義務)すなわち祭祀(さいし)の方法と意義に関する統一的解釈の体系であるミーマーンサー学を確立したほか、ウパニシャッドに通暁し、ベーダーンタ哲学についての権威でもあったと伝えられる。
[倉田治夫 2018年5月21日]
…このブラフマ・ミーマーンサー(後ミーマーンサー)の伝統を継承したのがベーダーンタ学派で,前ミーマーンサーの伝統を継承したのがミーマーンサー学派であり,両学派は互いに補助しあいながら,正統バラモン教哲学学派の中核を形成した。 ミーマーンサー学派の開祖はジャイミニ(前200ころ‐前100ころ)であるとされる。また,ジャイミニはこの学派の根本経典《ミーマーンサー・スートラ》(別名《ジャイミニ・スートラ》)の作者と伝えられているが,この経典が現存の形に編纂されたのは実際には後100年ころである。…
…その基本姿勢は,ベーダ文献は人間あるいは神が造った人為的なものではなく,永遠の過去から世界に存在しているもので,聖仙が神秘的な力によって感得したものであり,またベーダ聖典は絶対で,矛盾したことば,重複した無用のことばはまったくないとする点にある。100年ころに編纂された《ミーマーンサー・スートラ》(ジャイミニ作と伝えられる)が根本経典。(2)ベーダーンタ学派の哲学 この学派はミーマーンサー学派と同根の姉妹学派で,ベーダ文献の知識部(とくにウパニシャッド)の解釈を旨とする。…
※「ジャイミニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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