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ジングシュピール ジングシュピール Singspiel

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ジングシュピール
ジングシュピール
Singspiel

ドイツの民衆的な歌芝居の流れをひくオペラせりふの対話と歌われる部分から成り,18世紀中葉イギリスバラード・オペラフランスオペラ・コミックの翻案から始ったが,ほどなく独自に作曲されるようになった。

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デジタル大辞泉の解説

ジングシュピール(〈ドイツ〉Singspiel)

18世紀後半から19世紀中ごろにかけて、ドイツで上演された音楽劇。オペラとは異なって対話が多く用いられ、明るく喜劇的な内容をもつものが多い。

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百科事典マイペディアの解説

ジングシュピール

ドイツ語で〈歌う芝居〉の意。18世紀後半に北ドイツで始まったドイツ語による一種のオペラ。英国の〈バラッドオペラ〉の形式をとり入れたもので,レチタティーボによらず話される地の台詞をもち,喜劇的な内容が特色。
→関連項目ディッタースドルフバラッドハーリ・ヤーノシュ

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世界大百科事典 第2版の解説

ジングシュピール【Singspiel】

ドイツ語で〈歌う芝居〉の意味。台詞と単純な民謡風な歌からなるドイツ語による喜歌劇。18世紀後半にイギリスの〈バラッド・オペラ〉の影響を受けてドイツ,オーストリアで流行した。1743年にベルリンでコッフィーCharles Coffey(?‐1745)のバラッド・オペラ《後がこわいThe Devil to Pay》がドイツ語に訳され《Der Teufel ist los》の題で上演されたのがジングシュピールの生まれるきっかけとなった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ジングシュピール
じんぐしゅぴーる
Singspielドイツ語

「歌芝居」の意。18世紀後半から19世紀中ごろまでドイツで上演された歌劇の一形体。ドイツ語で書かれ、多くは明るく喜劇的な筋(すじ)をもつ。大きな特徴として、一般のオペラとは異なり、地の台詞(せりふ)が多く用いられる。
 1743年ベルリンで、イギリスのバラッド・オペラ(対話と民謡や当時の有名な旋律から構成された劇場作品)『悪魔は放たれた』Devil to Payのドイツ改作版が上演された。これに刺激を受けたヒラーJohann Adam Hiller(1728―1804)が、1766年新たに作曲した同名の作品を上演して成功させ、以後ドイツ各地で新作のジングシュピールが上演されるようになった。その後、イタリアのオペラ・ブッファやフランスのオペラ・コミックの影響を受けつつ発展し、やがてモーツァルトの『バスティアンとバスティエンヌ』(1766)、『後宮からの逃走』(1782)などの代表的なジングシュピールが生み出された。しかし、19世紀中ごろには、これにかわるオペレッタに押されて姿を消していった。[石多正男]

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世界大百科事典内のジングシュピールの言及

【オペラ】より

…その流れを汲むイタリアのオペラ・セーリアopera seria(正歌劇)やフランスのトラジェディ・リリックtragédie lyrique(抒情悲劇)は,古典的な格調の高さにおいて高度の様式美を維持しながら,社会の上層部,支配階級と結びついて発展した。18世紀以降は,これに対して,イタリアではオペラ・ブッファopera buffa(道化オペラの意),フランスではオペラ・コミックopéra comique(喜歌劇,のちにはせりふを含むオペラを意味する),イギリスではバラッド・オペラballad opera(俗謡オペラ),ドイツではジングシュピールSingspiel(歌芝居)など,より庶民的な性格の強いオペラのタイプが興ったが,それらに共通するのは,正歌劇や抒情悲劇の貴族性と形式ばった様式に対する反動とパロディの精神であった。つづく19世紀には,作品の規模,壮大な舞台効果,シリアスな情緒において,かつてない高みに登ろうとした〈グランド・オペラgrand opéra〉に対して,再び庶民的な気軽さと息抜きを求めるオペレッタが興った。…

【オペラ】より

…その流れを汲むイタリアのオペラ・セーリアopera seria(正歌劇)やフランスのトラジェディ・リリックtragédie lyrique(抒情悲劇)は,古典的な格調の高さにおいて高度の様式美を維持しながら,社会の上層部,支配階級と結びついて発展した。18世紀以降は,これに対して,イタリアではオペラ・ブッファopera buffa(道化オペラの意),フランスではオペラ・コミックopéra comique(喜歌劇,のちにはせりふを含むオペラを意味する),イギリスではバラッド・オペラballad opera(俗謡オペラ),ドイツではジングシュピールSingspiel(歌芝居)など,より庶民的な性格の強いオペラのタイプが興ったが,それらに共通するのは,正歌劇や抒情悲劇の貴族性と形式ばった様式に対する反動とパロディの精神であった。つづく19世紀には,作品の規模,壮大な舞台効果,シリアスな情緒において,かつてない高みに登ろうとした〈グランド・オペラgrand opéra〉に対して,再び庶民的な気軽さと息抜きを求めるオペレッタが興った。…

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