コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

スカンジナビア半島 スカンジナビアはんとうScandinavian Peninsula

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

スカンジナビア半島
スカンジナビアはんとう
Scandinavian Peninsula

ヨーロッパの北端に位置する長さ 1850km,幅 370~800km,面積 75万 km2の大半島ノルウェースウェーデンの2国が大部分を占め,フィンランドの北東部を含む。周囲をボスニア湾,バルト海,北海,ノルウェー海,バレンツ海などに囲まれる。最北端はマーゲレイ島のクニフシェロッデン岬 (北緯 71°11′8″) で,最南端のスミュゲ岬でも北緯 55度線には達しない。古生代に造山運動を起したスカンジナビア山脈が,急斜面をなしてノルウェー海岸近くを北東-南西に走り,沿岸に雄大なフィヨルドを発達させる。ボスニア湾側は緩斜面であるが,氷河期にこの地が厚さ 2000~3000mに及ぶ氷河におおわれた大陸氷河の中心地であったため,氷食湖が無数に発達する。現在では氷河も山頂部にその痕跡をとどめるにすぎず,この氷河の大陸にかかる重量負荷の軽減により,半島全体が上昇し続けており,ボスニア湾岸では最高1年に 1cmにも達するといわれる。西岸,南岸はメキシコ湾流と偏西風の影響で緯度のわりに温暖で,北緯 70°をこえても,半島北西端のハンメルフェストは不凍港である。雨量は西斜面で多雨,年間降水量は 1000~4000mmであるが,東部に入ると大陸性気候になり,ストックホルムでは 550mm,ラップランドではその 35%が雪となる。南部はブナ林,北部,東部では針葉樹林が卓越するが,山地には草地,不毛な荒蕪地が多い。耕地は南東部に集中する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

スカンジナビア‐はんとう〔‐ハンタウ〕【スカンジナビア半島】

スカンジナビア

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スカンジナビア半島
すかんじなびあはんとう
Scandinavian Peninsula

ヨーロッパ大陸の北部にあり、フィンランド北西部より南西方向に突き出た大半島。長さ1850キロメートル、幅370~800キロメートル、面積約77万平方キロメートル。半島の東半分はフェノスカンジアとよばれる安定陸塊で、隆起準平原状の高地である。半島の中央部西寄りには古生代の褶曲(しゅうきょく)山脈であるスカンジナビア山脈が連なる。山脈の東側をスウェーデン、西側をノルウェーの両国が占める。更新世(洪積世)には大陸氷床に覆われ、激しい氷食を受けた。氷床の消滅した現在でも、アイソスタシー(地殻均衡)による土地の隆起が著しい。半島の西岸は、ノルウェー沖を北上する暖流の北大西洋海流と偏西風の影響によって、温暖な海洋性気候下にある。そのため高緯度のわりに冬でも暖かく、港が凍結することはない。これに対し、半島の東岸は大陸性の針葉樹林気候に属し、バルト海は冬季には結氷することが多い。[田口雄作]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のスカンジナビア半島の言及

【スカンジナビア】より

…ヨーロッパ北西部のスカンジナビア半島にデンマークを加えた地域。スカンディナビアとも記される。…

※「スカンジナビア半島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

スカンジナビア半島の関連キーワードタヒバリ(田鷚∥田雲雀)ヨステダールス・ブレ氷河ヨーロッパヒナコウモリアルタのロックヨーロッパクサリヘビグリッテルティン山スカンジナビア山地ウミガラス(海烏)ヨートゥンヘイメンフレゼリク[3世]スカンジナビア氷床カレドニア造山運動ローレンシア大陸バイキング料理スカゲラク海峡コモチカナヘビノールキュン岬ベーネル[湖]エステルダールブルグント王国

今日のキーワード

主婦休みの日

1、5、9月の25日。年3回。株式会社サンケイリビング新聞社が制定。主婦にはリフレッシュ、ほかの家族には家事を提唱する。年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みといった忙しい期間の後に設定されている。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

スカンジナビア半島の関連情報