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イギリス,イングランド中部,スタッフォードシャーの州都。人口12万2000(1993)。名は古英語で〈上陸地点stæpの浅瀬ford〉を意味する。トレント川の支流ソー川に沿い,18世紀以来の製靴業をはじめ,電気機械,車両,製塩などの工業が発達する。アルフレッド大王の娘で〈マーシアの女主人〉と呼ばれたエセルフレッドが,913年に城砦を建設したのが町の起源で,水陸交通の便に恵まれて市場町として発展し,1206年ジョン王によって自治都市とされた。市内にはエセルフレッドの創建とされるセント・メアリー教会やチューダー時代の木骨造住宅など歴史的建築物が多い。《釣魚(ちようぎよ)大全》の作者I.ウォールトンの生地として知られる。
執筆者:長谷川 孝治
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アメリカの女流小説家で、詩人R・ローウェルの最初の夫人。ボストンの富裕な老嬢の秘書として働くヨーロッパ娘の性格を描いた処女作『ボストンの冒険』(1944)は、プルーストの小説に酷似しているので有名である。コロラドの牧場を背景に子供(兄妹)の世界を美しく描いた『アメリカライオン』(1947)のほかに、『キャサリンの輪』(1952)や短編が多数ある。
[関口 功]
イギリス、イングランド中部、スタッフォードシャー県の県都。人口12万0653(2001)。バーミンガムの北約40キロメートルに位置し、トレント川の支流ソウ川の左岸に接する。中世にサクソンの王女エセルフレッドが城を築き、その後市場町として発展。10世紀から12世紀まで貨幣鋳造所があった。市内には古い建物や、博物館、図書館などがある。製靴、金属製品、化学製品などの工業が主産業。
[井内 昇]
ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...