デジタル大辞泉
「スパン」の意味・読み・例文・類語
スパン(span)
1 ある時間の幅。「10年のスパンで考える」
2 梁・アーチ・橋梁などの、支点柱と支点柱との間の距離。梁間。径間。支間。わたり。
3 ⇒翼幅
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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スパン
- 〘 名詞 〙 ( [英語] span )
- ① 梁(はり)、アーチなどの支点間の距離。支柱から支柱までの間隔。橋脚から橋脚までの距離。径間。わたり張り間。
- [初出の実例]「スパンとは橋台より橋台に至る間を云ふ」(出典:風俗画報‐一六五号(1898)人事門)
- ② 飛行機の両翼の端から端までの間隔。翼スパン。翼幅。翼長。
- ③ ある時間の幅。期間。
- ④ 歩幅や、手の指を伸ばした長さをいう。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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スパン
すぱん
span
梁(はり)、桁(けた)、アーチ、トラスの相隣る2個の支点間の距離、またはシェル構造、空気膜構造、吊(つ)り屋根構造のように、柱のない大空間を覆う屋根構造の周辺支持構造物の最大幅やそれと直交する方向の幅をいう。「スパン20メートルのアーチ」などといい、構造物の大きさを示す語句に用いられる。大空間を覆う屋根構造を大スパン構造という。本来は支持体間の内法(うちのり)寸法を意味するが、その心心距離(中心から中心まで)をさす場合もある。
[中村恒善]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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スパン
流れと直角方向に測った,横列リップル(transverse ripple)の先端の間の水平距離[Allen : 1968].
出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報
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スパン
柱と柱(もしくは壁)の間の距離を「スパン」といいます。主として、マンションなどの開口部をいいます。
出典 不動産売買サイト【住友不動産販売】不動産用語辞典について 情報
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出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
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スパン【span】
梁(はり)・アーチなどの支柱間の距離。◇「梁間(はりま)」「わたり」ともいう。
出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報
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スパン
翼幅。 左右の翼端どおしの距離のこと。 アスペクト比参照
出典 パラグライダー用語辞典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のスパンの言及
【度量衡】より
… (イ)に属する系列の第3には,〈親指と中指(または小指)とを広げたときの指先の間隔〉をあげるべきであろう。指を広げて事物にあてがうという動作を反覆すればその事物の寸法を推測することができるので,この間隔を基準に選ぶという考えは諸地域でとり上げられ,イギリスのスパンspan,ドイツのシュパンネSpanne,中国の尺,日本のあたなどの単位を生み出した。尺という字の象形文字としての起源は,まさしくこの動作を表している。…
【橋】より
…土木工学上の専門用語では橋梁(きようりよう)ともいう。交通路の下に空間を有し,橋と同じ目的をもつが,ひとまたぎする長さ(支間あるいはスパンという)がとくに小さく,土被り(どかぶり)(上部の土)などの荷重も支えるように設計された構造物はカルバートculvert(溝渠)と称する。どの程度以上の長さのものを橋というかは必ずしも明確でないが,日本の道路技術基準では2m以上の支間としている。…
※「スパン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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