セブン&アイ・ホールディングス(読み)セブンアンドアイホールディングス

共同通信ニュース用語解説 の解説

セブン&アイ・ホールディングス

国内流通最大手グループで2005年に発足した。創業者の故伊藤雅俊いとう・まさとし氏の次男順朗じゅんろう氏が副社長を務める。創業家の資産管理会社の伊藤興業が24年2月末時点で株式の約8%を保有する大株主。1920年に東京・浅草に開業した洋品店羊華堂」を源流とし、スーパーのイトーヨーカ堂コンビニセブン-イレブンジャパンを長年両輪としてきたが、日米のコンビニ事業に経営資源を集中するため、ヨーカ堂などの売却を進めている。

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百科事典マイペディア の解説

セブン&アイ・ホールディングス【セブンアンドアイホールディングス】

2005年9月,セブン‐イレブン・ジャパン[株],イトーヨーカ堂[株],デニーズジャパン[株]を統合株式移転設立した持株会社。上記3社を軸に,事業の独立性をそれぞれ維持しつつ情報を共有し間接部門の合理化を行う。スーパー,コンビニエンスストアレストランに加えてセブン銀行[株],アイワイ・カード・サービス[株]などの金融関連事業,ITサービスなども含む国内最大の流通小売グループであり,2006年6月にはそごう[株],西武百貨店[株]などを傘下にもつミレニアムリテイリンググループを完全子会社化した。本社東京。2007年資本金500億円,2007年2月期経常収益5兆3378億円。売上構成(%)は,コンビニエンスストア事業42,スーパーストア事業35,百貨店事業19など。
→関連項目ヨークベニマル[株]

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

セブン&アイ・ホールディングス(株)
せぶんあんどあいほーるでぃんぐす

コンビニエンス・ストア、スーパーマーケット、専門店、外食店、通信販売、金融などの企業グループを統括する持株会社。2005年(平成17)9月に設立。東証プライムに上場し、日経平均株価の構成銘柄である。おもな子会社にセブン‐イレブン・ジャパン、北米の7-Eleven,Inc.、イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、赤ちゃん本舗、ロフト、セブン&アイ・フードシステムズ(旧、デニーズジャパンなど)、ニッセンホールディングス、セブン銀行などがあり、中国などにグループ会社をもつ。傘下の有力百貨店そごう・西武については、外資へ2022年(令和4)に売却(2023年実行)することで基本合意した。資本金500億円(2022)、売上高14兆2432億円(2022年2月。連結ベース)、従業員17万0757人(同)。

[矢野 武 2023年3月17日]

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日本の企業がわかる事典2014-2015 の解説

セブン&アイ・ホールディングス

正式社名「株式会社セブン&アイ・ホールディングス」。英文社名「Seven & i Holdings Co., Ltd.」。小売業。平成17年(2005)「株式会社セブン-イレブン・ジャパン」「株式会社イトーヨーカ堂」「株式会社デニーズジャパン」の株式移転により持株会社として設立。本社は東京都千代田区二番町。国内最大級の流通複合企業。株式会社そごう・株式会社西武百貨店もグループ傘下。株式会社セブン銀行など金融関連事業も展開。東京証券取引所第1部上場。証券コード3382。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

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