セレンゲティ国立公園(読み)セレンゲティこくりつこうえん(英語表記)Serengeti National Park

  • セレンゲティこくりつこうえん〔コクリツコウヱン〕
  • セレンゲティ国立公園 Serengeti National Park

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タンザニア北部,キリマンジャロ山西方約 300kmに広がる世界最大の平原狩猟地域を中心とした国立公園標高 900~1800m。面積1万 4763km2。 1951年設置。重要な野生動物保護区となっており,ライオンゾウバッファローシマウマ,多種のレイヨウ類がいる。1年中開かれているが,観光シーズンは涼しい6~12月か,暑いが乾燥した 12月~3月中旬とされている。標高 1525mのセロネラに狩猟旅行客用のロッジがある。観光基地はアルーシャ。 1981年世界遺産の自然遺産に登録。

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百科事典マイペディアの解説

タンザニア北部,ケニアとの国境に近いセレンゲティSerengeti高原にある国立公園。面積1万4525km2。1940年創設。標高1500mの草原を中心に,低木林,岩山山地などを含む。ヌー,シマウマ,トムソンガゼル,ライオン,ヒョウ,チーターなどが生息する。1981年世界自然遺産に登録。

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世界遺産詳解の解説

1981年に登録された世界遺産(自然遺産)。タンザニア北部、キリマンジャロの裾野に広がる広大なサバンナで、自然保護を目的に設立された国立公園である。セレンゲティはマサイ語で「果てしなく広がる平原」という意味で、この国立公園の面積は1万4763km2。草原には、ライオン、チーター、ヒョウ、アフリカゾウ、バッファロー、インパラ、キリン、シマウマ、ガゼル、アンテロープなどさまざまな動物が、約300万頭生息していると推定されている。典型的なサバンナ気候のため雨期と乾期があり、ヌーの群れは、乾期になるとケニア側のマサイ・マラ国立保護区へ移動し、雨期にはここに戻ってくる生活を毎年繰り返している。これに伴い、ライオン、チーター、ヒョウ、ハイエナなども移動する。このヌーの群れの大移動はセレンゲティの最大の見物になっている。◇英名はSerengeti National Park

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世界大百科事典 第2版の解説

東アフリカ,タンザニア北部の国立公園。ビクトリア湖南東岸のセレンゲティ高原に約1万4500km2にわたって設定されており,種類,数ともに多い野獣群が全世界からの観光客を呼んでいる。ヌー(30万頭),シマウマ(15万頭),グラントガゼルやトムソンガゼルなど(50万頭),およびこれらを餌とするライオンなどの肉食獣がその代表である。中央部のセロネラが宿泊の中心となり,アルーシャやナイロビからの軽飛行機や自動車でにぎわう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

東アフリカ、タンザニア北部の国立公園。ビクトリア湖南東岸のセレンゲティ高原に位置する。1万4763平方キロメートルの広さと豊富な動物相により、アフリカを代表する国立公園である。とくに、ヌー、シマウマなどの大群とその移動、それらを追うライオン、チーター、ジャッカルなど肉食獣の活動が見ものである。セロネラ・ロッジの近くには野生生物調査研究所もある。1981年には世界遺産の自然遺産に登録されている(世界自然遺産)。[赤阪 賢]

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