日本大百科全書(ニッポニカ) 「トムソンガゼル」の意味・わかりやすい解説 トムソンガゼルとむそんがぜるThomson's gazelle[学] Gazella thomsoni 哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目ウシ科の動物。東アフリカの草原に、1頭の雄を伴う5~60頭の群れで生活し、おもに草を食べる。しばしばインパラやグラントガゼルと混合群を形成する。[今泉忠明][参照項目] | ガゼル トムソンガゼル 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トムソンガゼル」の意味・わかりやすい解説 トムソンガゼルGazella thomsoni; Thomson's gazelle 偶蹄目ウシ科。体長 1m,体高 60cm内外の小型のガゼル。雌雄ともに 15~40cmの角をもつ。背部は褐色,腹部はやや淡色で,体側に前肢のつけ根から後肢にかけて幅広い黒色の帯がある。また眼の下にも黒色部がある。草原に 30頭ぐらいの小群をつくり生活する。群れは年取った雌のリーダーにより率いられる。チーター,ハイエナなどの肉食獣により捕食される。アフリカのケニア,タンザニアなどに最も普通にみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報