セーレム(アメリカ合衆国、マサチューセッツ州)(読み)せーれむ(英語表記)Salem

翻訳|Salem

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

セーレム(アメリカ合衆国、マサチューセッツ州)
せーれむ
Salem

アメリカ合衆国、マサチューセッツ州北東部、大西洋岸の都市。人口4万0407(2000)。電機製品、靴などの皮革製品薬品などの製造業がある。1626年、ケープアンからの一団が町を設立し、1692年にはアメリカの歴史に残る「魔女裁判」「魔女狩り」の舞台となった。さらに、港が重要な役割を果たしたことから、長年交易の中心となり、独立戦争の際には150艘(そう)もの私掠(しりゃく)船が活躍した。市内には「魔女の家」をはじめ、1630年当時を再現した開拓村、ピーボディ・エセックス博物館、セーレム海事国立歴史地区、また作家ホーソン生家などが保存されている。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android