ソケット(読み)そけっと(その他表記)socket

翻訳|socket

デジタル大辞泉 「ソケット」の意味・読み・例文・類語

ソケット(socket)

器具などをはめ込むためのくぼみ。受け口
電球蛍光灯などを差し込むときの受け口となる、コードの先端部の器具。
コンピューターCPUメモリー基板などに取り付けるための受け口。
[類語]コンセントプラグ差し込み

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精選版 日本国語大辞典 「ソケット」の意味・読み・例文・類語

ソケット

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] socket ) 電球や蛍光灯などをねじ込んだり、差込んだりして電線と接続する器具。〔舶来語便覧(1912)〕
    1. [初出の実例]「電気焜炉を取り出し、コードを二又のソケットにさしこみ始めた」(出典:暗い絵(1946)〈野間宏〉四)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソケット」の意味・わかりやすい解説

ソケット
そけっと
socket

「穴、受け口」の意味であるが、一般には電気配線器具で電球類の受け口をいう。ねじ込み型(主として右ねじ)が普通であるが、差込み型のものもある。磁器または合成樹脂製で、形状仕様についてはJIS(ジス)(日本産業規格)に定められている。

 コード吊(つ)り下げ灯用のソケットには、点滅キーを備えたキーソケットと、点滅キーをつけないキーレスソケットがある。また、コードで接続するかわりに、キーレスソケットにあらかじめ電線を直結している線付きソケットもある。線付きソケットを湿気のある場所に用いるときには、線付き防水ソケットがある。一般電気工作物に使用されるソケットは電気用品安全法により特定電気用品に指定され、製造販売についての規制がある。

[越野一二・市川紀充]

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改訂新版 世界大百科事典 「ソケット」の意味・わかりやすい解説

ソケット
socket

電球,放電管,電子管などの受口で,ねじ込み形と差込形とがある。家庭で用いられる電球用ねじ込みソケットには,スイッチのないキーレスソケット,スイッチのついたキーソケット,押しボタンスイッチのついたボタンソケット,ひもを引く形式のプルソケット,線付き防水ソケットなどの種類がある。ソケットには相手電球などをしっかり保持し,電流通路の抵抗が低く,耐熱性があり,極間の絶縁がよいなどの特性が求められるので,耐熱性プラスチックなどの絶縁材料リン青銅などの高導電率ばね材料とが用いられる。
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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ソケット」の解説

ソケット

OSネットワーク機能、特にTCP/IPのスタックアプリケーションが利用しやすいようにする仕組み。一般的に、アプリケーションプログラムはTCP/IPのスタックを直接操作することはなく、OSが用意するソケットを経由してネットワーク機能を利用する。

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世界大百科事典(旧版)内のソケットの言及

【管継手】より

…管継手は,まず接続の目的によって分類される。同じ径の直管どうしを接続するもの(ソケット,カップリング),異なる径の直管を接続するもの(径違いソケット,レジューサー),管軸の方向を曲げるもの(45゜・90゜・180゜エルボー,曲げ半径の大きいものはベンドという),1本の分岐をもつもの(T字管,Y字管),2本の分岐をもつもの(十字管,クロス),管端をふさぐもの(キャップ,プラグ)などがあり,配管の用途や耐圧性に応じて形や寸法がきめられている。管と管継手を接続する方法にも,いろいろな種類がある。…

※「ソケット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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