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ゾーシチェンコ

百科事典マイペディアの解説

ゾーシチェンコ

ロシア(ソ連)の作家。ポルタワ生れ。庶民感覚に根ざしたユーモア風刺文学の名手で,《シネブリューホフ物語》(1922年)で認められた。俗語を生かした独特の語り口で知られる。第2次大戦後,短編《猿の冒険》がジダーノフから批判され,晩年は不遇だった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ゾーシチェンコ【Mikhail Mikhailovich Zoshchenko】

1895‐1958
ソ連邦の作家。ポルタワの画家の家に生まれ,ペテルブルグ大学法学部に進む。第1次世界大戦に志願,1918年には赤軍にも参加した。除隊後,職を転々とし,21年に短編を発表,〈セラピオン兄弟〉のグループに入った。出世作は《ナザール・イリイチ・シネブリューホフの物語》(1922)で,これはロシア革命後の新旧交替期に貴族にあこがれる矮小な現代版〈ドン・キホーテ〉の物語である。その後も一貫して,ソ連社会のたてまえと本音のギャップ,日常の不合理,小市民的な俗物性,庶民の精神的貧しさなどをテーマに,ゆがんだユーモアの鏡に現実を映し出し,20年代の最も人気ある作家となった。

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