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タイサンボク

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百科事典マイペディアの解説

タイサンボク

北米原産のモクレン科の常緑高木。日本には明治初年に渡来,庭などに植えられる。葉は大きく長楕円形で革質,裏面には褐色の毛が密生。5〜6月,枝先に強い香気のある白色花を開く。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タイサンボク
たいさんぼく / 大盞木・泰山木・大山木
[学]Magnolia grandiflora L.

モクレン科の常緑高木。大きいものは高さ20メートル以上になる。樹皮は暗褐色で小枝は太く、大きな葉を密につける。葉は互生し、長楕円(ちょうだえん)形または長倒卵形で長さ10~20センチメートル、縁(へり)に鋸歯(きょし)はなく革質で厚い。葉表は濃緑色で光沢があり、葉裏は鉄さび色の軟毛を密生する。5~6月、枝先にホオノキの花に似た、洋杯形で大きな白色花を開く。花径10~15センチメートル、芳香がある。花弁は6枚、ときに9~12枚、広倒卵形でやや厚くて大きい。萼片(がくへん)は花弁状で3枚。本種は被子植物のなかでは原始的といわれるもので、花の中心の花軸上に多数の雌しべがつき、雄しべも多数あり、円錐(えんすい)状になる。各雌しべは小さな袋果となり、それらが集まって楕円形の集果となる。集果には短毛があり、11月ころ熟すと袋果の一方が裂け、白糸につながった赤い種子を垂れ下げる。北アメリカ南部原産で、日本には明治初年に渡来した。変種ホソバタイサンボクvar. lanceolata Ait.は葉裏に褐色の毛が少ないもので、日本にも植えられている。近縁のヒメタイサンボクM. glauca L.は北アメリカ南部原産の小高木で、葉は薄くて裏面は白色を帯び、やや多湿地を好む。本種は広い庭園、公園などに植栽される。普通の適潤地でよく育つが、移植にはやや弱く、剪定(せんてい)にも弱い。繁殖は接木(つぎき)、実生(みしょう)による。[小林義雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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