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タリス Tallis, Thomas

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タリス
Tallis, Thomas

[生]1505頃
[没]1585.11.23. グリニッジ
イギリスの作曲家,オルガン奏者。 1540年までウォルサム大聖堂のオルガン奏者。 45年頃から終生イギリス王室に仕え,W.バードとともに王室礼拝堂のオルガン奏者をつとめた。 75年バードとともにエリザベス1世によってイギリスにおける楽譜印刷の独占権を与えられ,2人の作品から成るモテト集『カンツィオーネス・サクレ』 (1575) をはじめ多くの曲集を出版した。作品には多数の教会音楽,世俗声楽曲,鍵盤楽曲などの作品があり,40声部のモテト,7声のカノン『ミゼレレ・ノストリ (我々を哀れみ給え) 』をはじめとして技術的に巧みであるばかりでなく,芸術的にもすぐれた作品を残した。

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百科事典マイペディアの解説

タリス

イギリスの作曲家,オルガン奏者。生地は不詳。イギリス宗教改革の激動期を生き,教会音楽に大きな功績を残した。前半生をカトリック修道院のオルガン奏者として過ごし,その後ロンドンの王室礼拝堂(チャペル・ローヤル)で活躍。

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大辞林 第三版の解説

タリス【Thomas Tallis】

1505頃~1585) イギリスの作曲家。ヘンリー八世からエリザベス一世までの各王に仕える。多くの作品中特にサービスとアンセムは、最初期の英国国教会用の音楽を含み歴史的に重要。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タリス
たりす
Thomas Tallis
(1505ころ―1585)

イギリスの作曲家。サービスやアンセムとよばれる英語の歌詞に基づいた教会音楽のほか、ミサ、モテットなどのラテン語教会音楽、鍵盤(けんばん)音楽、合奏曲を書いている。1542年、イギリス王室礼拝堂のジェントルマンとして同礼拝堂のオルガン奏者となり、85年11月23日に世を去るまでその地位にとどまった。72年からは弟子のバードとオルガン奏者の職を分担し、75年、両者はエリザベス1世より楽譜出版販売に関する21年間に及ぶ独占権を与えられている。[樋口隆一]

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世界大百科事典内のタリスの言及

【タレンシ族】より

…1930年代にイギリスの社会人類学者M.フォーテスが調査を行い,2冊の民族誌を著した。タレンシ族は政治的にも文化的にも異なる二つの集団,タリスとナモースから成り,全体としての統一はなかったが,タレの土地に住む者としての連帯意識をもち,クラン結合や宗教的協同による密接な相互交流を行っていた。タリス(真のタレ人)は祖先(5人)が大地から出てきたと語られている。…

※「タリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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