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タンタロス タンタロス Tantalos

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

タンタロス
タンタロス
Tantalos

ギリシア神話の人物。ゼウスの息子,ペロプスニオベの父。シピュロス山の王。罪を犯したため地獄に落され,永劫の罰を受けた。罪については諸説があり,ピンダロスでは神々の食卓から神聖な食物 (アンブロシアネクタル ) を盗み,それを人間に与えたからだといわれている。

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デジタル大辞泉の解説

タンタロス(Tantalos)

ギリシャ神話で、小アジアの富裕な王。ゼウスの子。神の怒りによって、地獄で永久の飢渇に苦しめられたという。

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百科事典マイペディアの解説

タンタロス

ギリシア伝説で,小アジアのシピュロス山付近の王。ゼウスの子で,ペロプスPelops,ニオベの父。神々に愛されていたが,愛児ペロプスを料理して神々に供したため,あるいは神々の飲食物たるネクタルとアンブロシアを盗んだため,冥府タルタロスに投げ込まれ,首まで水に浸りながら飲めず,実った果実が頭上にありながら食べられぬ永遠の飢餓の罰を受けているという。
→関連項目アトレウスニオベペロプス

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世界大百科事典 第2版の解説

タンタロス【Tantalos】

ギリシア伝説で,小アジアのシピュロス山付近の王。ゼウスの子で,ペロプスPelopsとニオベの父。莫大な富をもち,神々に愛されていたが,心おごって増長したあげく,神々を試すべく,わが子ペロプスを殺して料理し,これを神々に供したため,あるいは神々の食卓に招かれたあと,その秘密を人間に漏らした,または神々の飲食物たるネクタルとアンブロシアを盗んで人間に与えたため,罰として無間地獄タルタロスへ落とされた。ホメロスによれば,彼はそこで,池に首までつかりながら,水を飲もうとすれば水は退き,果物がたわわに実った頭上の枝に手をのばすと枝も退き,永遠の飢えと渇きに苦しめられているとされ,またピンダロスによれば,頭上に大石をつるされ,たえずおしつぶされる恐怖におののいているという。

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大辞林 第三版の解説

タンタロス【Tantalos】

ギリシャ神話で、小アジアの一地方の王。ゼウスの子。神々の怒りを買ったため地獄に落ち、永劫の飢渇に苦しんだ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

タンタロス
たんたろす
Tantalos

ギリシア神話の富裕な王。ゼウスの子で、神々に愛され、その食卓に招かれたが、このときの秘密を人間に漏らした、あるいは神々の飲食物ネクタルとアンブロシアを人間に与えたために、底なしの奈落(ならく)タルタロスへ落とされた。彼は池中に首までつかり、水を飲もうとすれば水がなくなり、頭上の果実の実った枝を手でとろうとすれば枝が遠ざかり、永遠の飢えと渇きに苦しんでいるという。また、神々の知力を試すために、タンタロスは子のペロプスを殺して料理し、神々に供したという。頭上に巨石がつるされ、永遠の恐怖におののいているともいわれる。ペロプスからアガメムノンに至るタンタロスの子孫がタンタリダイTantalidaiとよばれていた。[伊藤照夫]

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世界大百科事典内のタンタロスの言及

【アトレウス家伝説】より

…アトレウスAtreus一族はギリシア神話で,タンタロスを始祖としミュケナイに依拠して勢力を扶植した有力な家系であるが,肉親間での謀殺,姦通といったむざんな犯罪が繰り返し演じられる運命を担わされた。この一族を見舞ったできごとは,古代において多くの作家に取り上げられた結果,伝説の細部については多くの異説が見られる。…

【肩】より

…ゲルマン神話中のオーディンの肩にはフギン(思考)とムニン(記憶)という2羽のカラスがとまっていて,見聞きしたすべてのことを彼の耳にささやいていた。ギリシア神話では神々の寵児タンタロスが増長の末,神々を試そうとして息子ペロプスPelopsを殺して肉料理をつくり,神々にささげた。悟った神々はだれも食べなかったが,娘の行方を捜す女神ケレスだけは他に気をとられていたためペロプスの左肩の部分を食べてしまった。…

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