デジタル大辞泉
「ダイエット」の意味・読み・例文・類語
ダイエット(diet)
[名](スル)
1 健康または美容上、肥満を防ぐために食事を制限すること。転じて、何らかの方法で減量すること。「1か月で3キロのダイエットに成功する」「ジョギングでダイエットする」
2 (比喩的に)無駄や余分を削ること。「家計のダイエット化をはかる」
[類語](1)減食・減量・節食・シェープアップ
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ダイエット
- 〘 名詞 〙 ( [英語] diet ) 健康増進や体重減量などのための規定食。また、太りすぎ防止のためにする食事制限。
- [初出の実例]「苦しいダイエットまでしてやせるくふうに余念のないハリウッドの女優の間に」(出典:スタア‐昭和九年(1934)一〇月上旬号・メイ・ウエスト来襲〈清水俊二〉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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食の医学館
「ダイエット」の解説
ダイエット
〈ふとるしくみを理解して、ふとりやすい体質から脱出しよう〉
食事の量は少ないのにふとる、あるいは、水を飲んだだけでもふとるなどという話を聞いたことはありませんか?
これは、長期にわたりふとっている人は、すでにふとりやすい体質になっているということですが、ふとっている人、またはふとりやすい体質の人は、それなりのライフスタイルを送っているのです。
やせるためには、そのライフスタイルを自覚して、改善することが第一です。
食事などでの摂取カロリーに対して運動などでの消費カロリーが少なければ、残ったカロリーが体内に蓄積されるのは当然で、これが「ふとる」ことの最大の原因です。
まずはそのカロリーの収支バランスをチェックしましょう。
消費カロリーが少なければ、なるべく歩くようにしたり、運動を心がける必要があります。
また、自分では意識していなくても自然と毎日のようにおやつを食べて間食をしたり飲酒の習慣があれば、おのずと摂取カロリーがふえてしまいます。
早食いや深夜の飲食ももってのほか。規則正しい生活、適度な量で栄養バランスの正しい食事、そして摂取したカロリーを消費できる運動を心がけましょう。
無理のないダイエットで素敵なスタイルを取り戻しましょう。
〈必要なカロリーは摂取して、栄養バランスのよい食事を〉
やせるためにはカロリーコントロールがいちばんとばかりに、1日のエネルギー摂取量を必要以上に減らして、1日のうちにほとんど食べないなどという人もいます。しかし、これは大まちがい。たいせつなことは、健康な体を維持しながら、スリムでかっこいいスタイルを実現するということです。
そのためには、ふつうの女性が1日に必要とするエネルギー摂取量の1~2割カットを目標にしましょう。それ以上のカロリーカットをすると、逆に体が必要とする栄養素が摂取できず、無月経(むげっけい)や貧血(ひんけつ)になってしまったり、また、やる気が起こらずに怠惰な生活を送ってしまうことになりかねません。
女性の平均的な摂取エネルギーは2000kcalですが
、身長と身体活動レベルの目安と推定エネルギー必要量から、自分に適切な所要量を計算しましょう(「生活習慣病とは?」の適正エネルギーの簡易算出法参照)。
同時に理解したいことは、毎日口にする食品を4つのグループにわけ、必要な食品はきちんと摂取し、とりすぎるとふとってしまう食品をひかえるということです。この4つの食品群は次のようになります。
第1群は牛乳・乳製品、たまごなど、日本人が不足しがちな栄養素を含む食品群で、良質たんぱく質、脂質、カルシウム、鉄、ビタミンA・B1・B2などを多く含みます。第2群は魚介類・肉類、豆・豆製品など、筋肉や血液をつくるのに必要な食品群で、良質たんぱく質、脂質、カルシウム、ビタミンA・B1・B2などを多く含みます。第3群は野菜、イモ類、くだもの、キノコ、海藻など、体の働きをスムーズにする食品群で、カロテン、ビタミンB1・B2・C、ミネラル、食物繊維などを多く含みます。第4群は穀物、砂糖、油脂、その他の嗜好品など、力や体温のもとになる食品群で、糖質、脂質が主成分です。穀類はたんぱく質やビタミンB1・B2、ミネラルなどの供給源でもあります。
第1群、第2群、第3群は、いくらやせたくてカロリーコントロールをしなければいけないといっても、減らすことのできない食品です。したがって量の調節は第4群の食品で行います。
どの食品にもいえますが、とくに第4群のご飯やパン、砂糖や油脂は、とりすぎると体脂肪となり、脂肪細胞に蓄積されてしまいます。
<4群点数法の基本>
食品をその特徴から4つの群にわけ、各群の食品を適量ずつ選ぶと“食品のかたより”を防ぐことができます。
各群の食品をバランスよくとるためには、基本にする単位(熱量点数)を決めて、各食品群から必要な熱量点数分だけ食べるようにします。この「4群点数法」では80kcal=1点という単位を用います。これは1回の使用量が約80kcalである食品が多いことから、エネルギー計算に便利なためです。これが4群点数法の基本です。
1単位=80kcalのおもな目安は次のとおりです。
第1群(栄養を完全にする食品)たまご小1個(50g)、カッテージチーズ大さじ5強(80g)、ヨーグルト・全脂無糖(140g)
第2群(血や肉をつくる食品)サケ小1/2切れ(40g)、きなこ約大さじ3~4杯(20g)、納豆小1パック(40g)、焼きちくわ1/2本(60g)
第3群(体の調子をよくする食品)サツマイモ中1/3本(70g)、カボチャ小1/8個(110g)、野菜はいろいろとりあわせて300g、バナナ1本(100g)、リンゴ小1個(170g)
第4群(力や保温の源となる食品)コーンフレーク約2/3カップ(20g)、6枚切り食パン1/2枚(30g)
たとえば、朝食にバナナ1本(1単位)と食パン1枚(2単位)、プレーンヨーグルト3/5カップ(1単位)をとったとします。すると全部で4単位となり、320kcalを摂取したことになります。
〈ダイエットの成功は、楽しく食事をすること〉
食事に気をつけながらダイエットを行っているうちに、食べたいものが食べられないのでは、ストレスを感じるばかりか、長続きしません。
カロリーや栄養バランスに気をつけながらも、楽しく食事をするためには、ちょっとしたくふうが必要になります。
まずは料理に使う素材選びです。同じハンバーグをつくるにしても、牛肉や豚肉の赤身を使う、お肉を少なめにして具に野菜やとうふなどをたくさん入れてボリュームをだすなどのくふうで、カロリーを抑えることができます。
同じように見える素材でも、カロリーの多い少ないがありますので、以下を参考にして素材を選ぶように心がけましょう。
<エネルギーHigh&Low>
それぞれの食品の100gあたりのエネルギー(kcal)を以下にあげますので、料理に使う素材選びの参考にしてください。
●肉
high/豚ばら肉395、豚ロース263、豚ひき肉236、牛サーロイン498、鶏もも(皮つき)253
Low/鶏ささみ114、豚ひれ肉130、豚もも赤身128、牛そともも赤身172、牛もも赤肉193
●魚介類
high/マグロとろ344、ブリ257、サンマ297、サバ247、ギンダラ232
Low/タラ77、イカ(スルメイカ)83、エビ(クルマエビ)97、カレイ95、マグロ赤身125
●野菜・イモ類
high/サツマイモ134、ソラマメ108、ゴボウ65、西洋カボチャ91、レンコン66
Low/シイタケ19、キュウリ14、チンゲンサイ9、レタス12、サトイモ58
●くだもの
high/アボカド187、バナナ86、マンゴー64、パインアップル51、ブドウ59
Low/イチゴ34、スイカ37、グレープフルーツ38、バレンシアオレンジ39、温州ミカン(早生)45
2つめは調理法です。炒(いた)めるよりゆでたほうがカロリーが少なくてすむのはよくわかるでしょう。少し手がかかるかもしれませんが、以下にあげるようなポイントを参考に、できるだけカロリーをカットするくふうが必要です。
<カロリーをカットする調理法>
・油を使って炒めたりするよりも、ゆでたり焼いたり、蒸したり(電子レンジ調理)して、油脂をカット。
・早食いや主食の食べすぎを防ぐために薄味を心がける。ソース等は少量に!
・調理後は1人前ずつ盛りつけて、皿数を多くすると、見た目の満足感も大きくなる。
・揚げものは下ごしらえをしっかりして、衣を薄くする。余分な油の吸収を抑え、油ぎれをよくするために、短時間で2度揚げを。パン粒などは細かくしてから使う。
《関連する食品》
〈便秘の解消に食物繊維、体脂肪の燃焼にカプサイシン〉
○栄養成分としての働き
便秘(べんぴ)を解消するのは、ダイエットへの近道です。ふだんから便の量を多くし、便をやわらかくする食べものを多く食べるようにしましょう。
食物繊維は、こんにゃくやニンジン、モヤシなどに含まれています。
そして、皮下脂肪の蓄積を防ぐのが、ダイズや納豆などに含まれるビタミンB1。そのほかに、貧血予防にもなるレバーや、ビフィズス菌を含むヨーグルトにもビタミンB1が含まれています。
ビタミンB1を含むトウガラシには、体脂肪を燃焼させる働きのあるカプサイシンが多く含まれています。
また糖分の吸収を抑える働きのあるギムネマ・シルベスタを飲んでみてもいいでしょう。ただし、飲みすぎには注意してください。
体内のエネルギー代謝を高めるには、酢もふだんの調理に積極的に使いたいものです。
出典 小学館食の医学館について 情報
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ダイエット
本来は病気治療や健康増進を目的とした食事療法,またはそのための特別食,制限食をいうが,一般には美容,肥満防止のための食事制限,または減量法の意味に使われることが多い。糖尿病や肥満症治療のための低カロリー食品をダイエット・フードともいい,特に先進国において,ダイエットのための健康食品として利用されることが多くなった。
→関連項目脂肪吸引手術
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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出典 あなたの健康をサポート QUPiO(クピオ)生活習慣病用語辞典について 情報
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