ビタミンB1(読み)ビタミンビーイチ

デジタル大辞泉 「ビタミンB1」の意味・読み・例文・類語

ビタミン‐ビーいち【ビタミンB1

ビタミンB複合体の一。米ぬか酵母レバーなどに多く含まれ、糖質代謝関与。欠乏すると脚気かっけ神経炎などを起こす。最初に発見されたビタミンで、鈴木梅太郎も発見しオリザニンと命名した。チアミンアノイリン

ビタミン‐ビーワン【ビタミンB1

ビタミンビーいち

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精選版 日本国語大辞典 「ビタミンB1」の意味・読み・例文・類語

ビタミン‐ビーいち【ビタミンB1

  1. 〘 名詞 〙 水溶性ビタミン一つ。ビタミンB複合体の一つ。米糠肝臓・酵母などに多く含まれる。明治四三年(一九一〇)、鈴木梅太郎も米糠から抽出しオリザニンと命名した。欠乏すると脚気・神経炎などを起こす。チアミン。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビタミンB1」の意味・わかりやすい解説

ビタミンB1
ビタミンビーいち
vitamin B1

別名サイアミン。抗脚気,抗神経炎の働きがある。米ぬかから発見され,植物の種子,胚,酵母や肝臓に多く含まれる。熱に不安定で水溶性。現在では合成されている。ヒトの 1日の最低必要量は 0.5~1.0mgである。ビタミンB1が欠乏すると脚気になる。脚気は白米主食とする地方に多い病気で,第2次世界大戦前や直後に多発したが,食糧事情の好転に伴って,きわめてまれなものとなった。しかし最近,地方病的な発生が再び報告されている。症状は下肢重感,倦怠感,知覚異常,全身違和感,心悸亢進,下腿浮腫などで,膝蓋腱反射アキレス腱反射が消失する。ビタミンB1を十分与えると軽快する。

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漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「ビタミンB1」の解説

ビタミンビーいち【ビタミンB1

水溶性ビタミンのひとつ。の代謝を促進してエネルギーを産生する過程で必要な酵素作用を支える栄養素補酵素)。肉類魚介類、穀類、豆類などの幅広い食材に多く含まれる。乳酸処理を行う酵素を助け、疲労回復や筋肉痛を解消するほか、神経伝達物質の合成に必要とし、脚気(かっけ)予防、脳・神経機能を正常に保つなどの作用があるとされる。◇「ビタミンビーワン」とも読む。

ビタミンビーワン【ビタミンB1

ビタミンB1(ビーいち)

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化学辞典 第2版 「ビタミンB1」の解説

ビタミン B1
ビタミンビーワン
vitamin B1

[同義異語]チアミン塩酸塩

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビタミンB1」の意味・わかりやすい解説

ビタミンB1
びたみんびーわん

ビタミン

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栄養・生化学辞典 「ビタミンB1」の解説

ビタミンB1

 →チアミン

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