だす

精選版 日本国語大辞典 「だす」の意味・読み・例文・類語

だす

  1. 〘 助動詞 〙 ( 活用は「◯・だし・だす・◯・◯・◯」。「で‐やす」の変化した語 ) 「です」にあたる断定助動詞の丁寧語。明治以後は大阪地方の方言
    1. [初出の実例]「夫だがいまっからア半端だす、モウ何時だヱ」(出典洒落本・真女意題(1781))

だすの補助注記

終止形は、少しぞんざいな言い方では、「だす」の「す」を省き、「だァ」という。下にカ行音が来る場合や、終助詞「え」、推量の助動詞「やろ」などが結合する場合には促音便になって、「だっか」「だっけど」「だっせ」「だっしゃろ」となり、ナ行音が来れば「だんな」「だんねん」と撥音便になるのが普通。また、促音直下では「だす」は「えらいこったっせ」など、清音となる。もと船場(せんば)を中心とする商家のことば。


だす

  1. 〘 名詞 〙 魚「だつ(駄津)」の異名
    1. [初出の実例]「だすといふ魚のくちに、あやかりけるにや」(出典:評判記・難波物語(1655))

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「だす」の意味・わかりやすい解説

ダス
Dass, Petter

[生]1647. ノルヘレイ
[没]1707.8. アルスタハウグ
ノルウェーの詩人ベルゲンに移住したスコットランド商人の子として生れ,極北ノールラン地方の牧師をして貧しい漁民たちの生活に親しみ,荒涼たる大自然とそのなかで苦闘する人間や動物の姿を日常の言葉で力強く歌い,ノルウェー新文学の先頭を切った。彼の詩は生前ほとんど印刷されず,教区民が暗唱した。詩集『ノールランのらっぱ』 Nordlands Trompet (1700頃完成,39刊) が代表作。

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世界大百科事典(旧版)内のだすの言及

【ダツ】より

…ダツ目ダツ科の海産魚(イラスト)。近縁種と混称され,ダス,スズ,ナガサヨリなどの名もある。体は細長く,両あごが著しくのびくちばしとなって鋭い歯を備える。…

※「だす」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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