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ダラピッコラ ダラピッコラDallapiccola, Luigi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ダラピッコラ
Dallapiccola, Luigi

[生]1904.2.3. ピジーノ
[没]1975.2.19. フィレンツェ
イタリアの作曲家。6歳から音楽を学ぶ。 1917年オーストリア政府のイタリア系住民に対する圧力によりグラーツへ強制移住。第1次世界大戦後ピジーノへ戻る。ケルビーニ音楽院で,ピアノをエルネスト・コンソロ,作曲をビート・フラッツィに師事。卒業後,母校のピアノ科教授,ピアニスト,作曲家として活躍。 12音技法 (→12音音楽 ) に基づくと同時に,温かい人間的感情に包まれた作風で知られ,オペラ『夜間飛行』 (1940,フィレンツェ初演) ,ファシスト政府やナチスの残虐行為への反抗としてつくられた『とらわれ人の歌』 (1938~41) ,祖国の解放を喜ぶ『解放の歌』 (1955) などの作品がある。 1972年オネゲル賞受賞。

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百科事典マイペディアの解説

ダラピッコラ

イタリアの作曲家。オーストリア・ハンガリー二重帝国領のピジーノ(イストラ半島中部,現スロベニア領パジン)に生まれ,第1次世界大戦中は敵国人としてオーストリアのグラーツへ集団強制移住させられる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ダラピッコラ【Luigi Dallapiccola】

1904‐75
イタリアの作曲家。フィレンツェのケルビーニ音楽院に学び,1934‐67年母校でピアノを教えた。1920年代にドビュッシー,30年代にシェーンベルク,ベルク,ウェーベルンに影響を受け,全音階主義と半音階主義を経て歌劇《とらわれ人》(1948)より完全な十二音技法を採るにいたる。歌劇《夜間飛行》(1938),宗教劇ヨブ》(1950),室内声楽曲《ギリシアの詩》(1945),歌曲《ゲーテ歌曲集》(1953),合唱曲《解放の歌》(1955)など,イタリア的感性による声楽作品を書く。

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大辞林 第三版の解説

ダラピッコラ【Luigi Dallapiccola】

1904~1975) イタリアの作曲家・ピアノ奏者。十二音技法を拡大し、すぐれた舞台音楽・声楽曲を多数作曲。代表作はサン=テグジュペリの小説に基づくオペラ「夜間飛行」「とらわれ人」など。ダッラピッコラ。

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