ダントルカストー諸島(読み)ダントルカストーショトウ(その他表記)D'Entrecasteaux Islands

デジタル大辞泉 「ダントルカストー諸島」の意味・読み・例文・類語

ダントルカストー‐しょとう〔‐シヨタウ〕【ダントルカストー諸島】

D'Entrecasteaux Islandsパプアニューギニアニューギニア島東部のソロモン海に浮かぶ諸島名称フランスの航海家ダントルカストーに由来する。グッディナフ島、ファーガソン島、ノーマンビー島などの島々からなる。ココヤシヤムイモタロイモ栽培が盛ん。中心地はノーマンビー島のエアサラ。

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改訂新版 世界大百科事典 「ダントルカストー諸島」の意味・わかりやすい解説

ダントルカストー[諸島]
D'Entrecasteaux Islands

南西太平洋,ニューギニア島南東端の北に位置する島群パプア・ニューギニア国ミルン・ベイ管区に属し,グッドイナフ,ファーガソン,ノーマンビーの3島を中心に,ドブ島のほか多数の島からなる。面積約3300km2,人口4万0742(1980)。山がちで,特に諸島中最大のファーガソン島には死火山多く塩分を含んだ湖,温泉,間欠泉などもあり,景観の美しいドブ島と合わせて観光・保養地化している。一般にマッシム人と呼ばれる島民はヤムイモを多く栽培している。コプラを産し,金,ニッケルも発見されている。1793年,フランス人ダントルカストーにより発見された。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダントルカストー諸島」の意味・わかりやすい解説

ダントルカストー諸島
ダントルカストーしょとう
D'Entrecasteaux Islands

パプアニューギニアのミルンベイ県に属する島群。ニューギニア島の南東端から約 40km沖合いのソロモン海にある。おもな島はグッドイナフ島,ファーガソン島,ノーマンビー島。島々には多くの入江堡礁環礁がみられ,山がちで火山がある。面積 3142km2。人口4万 750 (1980) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダントルカストー諸島」の意味・わかりやすい解説

ダントルカストー諸島
だんとるかすとーしょとう
D'Entrecasteaux Islands

パプア・ニューギニア、ニューギニア島南東端に近い火山島群。面積3142平方キロメートル、人口4万0742(1980)。北西から南東方向に、グッディナフ、ファーガソン、ノーマンビーの三主要島が連なる。中心地はノーマンビー島のエサアラEsa'ala。伝統的作物としてヤムイモ、タロイモなど、商品作物としてココヤシなどを栽培している。島名は1793年に来航したフランス人航海者ダントルカストーに由来。

[谷内 達]

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