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ツィオルコフスキー Tsiolkovskii, Konstantin Eduardovich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ツィオルコフスキー
Tsiolkovskii, Konstantin Eduardovich

[生]1857.9.17. イジェフスコエ
[没]1935.9.19. カルーガ
ロシア,ソ連物理学者。宇宙工学の先駆者。9歳のとき病気のために耳が聞えなくなり,独学で教師の検定に合格 (1879) し,14年間小学校で教えた。 1890年以降自宅に,おそらくロシアで初めての風洞実験室をつくり,航空力学の研究に励んだ。やがて宇宙飛行の研究を始め,特にロケットエンジンとその液体燃料についての卓見を発表した論文 (1903) は,その後の宇宙開発に大きな影響を与えた。長年学界から孤立して独自の研究を続けたが,革命後,ソ連政府に認められ,1919年社会主義者アカデミー会員。ソ連のスプートニク1号はツィオルコフスキー生誕百年祭を目標に計画され,57年 10月4日に打上げられた。主著『天と地に関する夢』 Grëzy o zemle i nebe (1895) 。

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デジタル大辞泉の解説

ツィオルコフスキー(Konstantin Eduardovich Tsiolkovskii)

[1857~1935]ロシアの物理学者。学校教師のかたわら、独学で宇宙飛行の理論を研究し、ソ連における惑星間飛行研究やロケット工学の先駆者となった。主著「ロケットの運動原理」。

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大辞林 第三版の解説

ツィオルコフスキー【Konstantin Eduardovich Tsiolkovskii】

1857~1935) ロシアの発明家。地方で学校教師を務めるかたわら飛行船・飛行機・惑星間飛行などの理論研究を行い、液体ロケットによる宇宙飛行を提唱した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ツィオルコフスキー
つぃおるこふすきー
Константин Эдуардович Циолковский Konstantin Eduardovich Tsiolkovskiy
(1857―1935)

ロシア・ソ連の物理学者。宇宙飛行の理論の先駆者として知られる。リャザン地区の小さな町イゼブスクで生まれた。10歳のときしょうこう熱にかかり、その余病で耳が聞こえなくなった。これが自己の内に沈潜する彼の性格を決定づけたといわれ、一生、孤独な研究生活を続けることになった。16歳のときモスクワに出て、図書館通いをしながら物理学や天文学の勉強を行い、3年後に故郷で中学校の教師となった。ロケット飛行の原理を追究しつつ、自宅で圧縮ガスを使った噴射実験を行い、1898年に彼の代表的論文「ロケットによる宇宙空間の探究」をまとめた。この論文は1903年『モスクワ科学評論』誌に掲載された。ここでは「ツィオルコフスキーの式」とよばれる「ロケットの理想的な到達速度がガスの噴出速度に比例し、また、ロケット発射時と燃焼終了時との重さの比(質量比)に関連する」ことが示され、さらに、ガスの噴出速度を大きくするためには液体推進剤のほうが有利なことも論じられている。政府が彼の仕事の意義を認めたのは死後10年以上を経てからであった。[新羅一郎]

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世界大百科事典内のツィオルコフスキーの言及

【チオルコフスキー】より

…ロケット工学の先駆的研究を行ったロシア,ソ連の科学者。正しくはツィオルコフスキーと読み,〈宇宙ロケットの父〉とも呼ばれている。リャザンの生れ。…

※「ツィオルコフスキー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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