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テオレル Theorell, Axel Hugo Teodor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テオレル
Theorell, Axel Hugo Teodor

[生]1903.7.6. リンチェピング
[没]1982.8.15. ストックホルム
スウェーデンの生化学者。ストックホルムの王立カロリンスカ医科大学を卒業,1932~36年,ウプサラ大学助教授。この間 (1933~35) にベルリンで O.ワールブルクと共同で黄色酵素の研究を開始した。 37年ストックホルムのノーベル医学研究所の生化学部長。生体の呼吸作用に重要な役割を果す黄色酸化酵素が,アポ酵素 (蛋白質) と補酵素 (ビタミン B2 ) という2つの部分から成ることを証明,引続いてチトクロムなどの酸化酵素の純粋抽出に成功した。いわゆる酸化酵素系の性質と作用方式を明らかにしたことにより 55年,ノーベル生理学・医学賞を受賞した。

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百科事典マイペディアの解説

テオレル

スウェーデンの生化学者。ワールブルクの指導を受け,1937年以降ストックホルムのノーベル医学研究所生化学部長。ミオグロビンの結晶化に成功し,黄色酵素,チトクロームペルオキシダーゼ等酸化還元酵素の研究で,1955年ノーベル生理医学賞。

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大辞林 第三版の解説

テオレル【Axel Hugo Theodor Theorell】

1903~1982) スウェーデンの生化学者。ミオグロビンの結晶化に成功したほか、黄色酸化酵素の研究により酵素と補酵素の概念を明らかにした。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テオレル
ておれる
Axel Hugo Teodor Theorell
(1903―1982)

スウェーデンの生化学者。カロリンスカ大学で学位を取得。学生時代に血清中の脂性タンパクを発見した。1923年にウプサラ大学準教授になり、ミオグロビンの結晶化に成功、また細胞呼吸におけるチトクロムcなどのヘムタンパク質の研究を行った。1934年からベルリン・ダーレムのワールブルクのもとに留学し、黄色酵素が黄色のリボフラビンリン酸とタンパク質とから成り立っていることを確認した。1937年に母校に戻り、同大学ノーベル医学研究所の生化学部長になった。1955年に酸化酵素の研究でノーベル医学生理学賞を授与された。[宇佐美正一郎]

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