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テキスタイル・デザイン テキスタイル・デザイン textile design

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テキスタイル・デザイン
テキスタイル・デザイン
textile design

織物のデザインカーテンカーペットなどのインテリアから,衣料などのファッションの分野に至るまで,その領域はきわめて広い。科学技術の発達した今日では,従来の天然繊維に加えてさまざまな素材を用いた人工繊維が登場し,多様な織物が作られるようになった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

テキスタイル・デザイン

織物・染物にかかわるデザイン全般をいう。その表現は、手織りから機械織り、手染めから機械染め、コンピューターによる色柄プリントといった具合に、伝統工芸的な一品生産から工業デザイン的な大量生産まで幅広い。 1980年代以降テキスタイル・デザイン界では、「素材の差異化」が進む。すなわち、ナイロンポリエステルなどの人工素材が登場し、従来の天然素材(木綿・麻など)との多様な組み合わせが実現。これにより既存の素材とは異なる新しいテクスチャーや色柄の織物が数多く生み出された。 現在ではコンピューターにより、こうした素材の組み合わせはさらに容易となり、テキスタイル・デザインのかかわる領域も、インテリアからファッション、建築空間、さらには宇宙までと拡大している。

(武正秀治 多摩美術大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テキスタイル・デザイン
てきすたいるでざいん
textile design

広く繊維に関するデザインをさすが、狭義にはとくに染織(せんしょく)だけをいう場合もある。製品の種類も、各種の繊維を素材として、一品制作的な主観的要素の強いもの(タペストリー、カーペット、緞帳(どんちょう)など)から、素材の提供だけでよく客観的要素の強い多量生産的なもの(服地、カーテン生地(きじ)、壁紙、椅子(いす)張りなど)に至るまで、広範囲にわたっている。
 基本的な加工技術としては、織り、染め、刺しゅう、フェルト(羊毛の縮絨(しゅくじゅう))などであるが、大別すると織物weavingと捺染(なっせん)printingに分けられ、それぞれ技術上、表現上特色のある領域をもっている。このほか編物knittingデザインにも個性的な表現が多くみられるようになった。また工業技術の開発に伴い、堅牢(けんろう)で鮮烈な色彩の染料、写真技術の導入による捺染法、コンピュータ導入による織物製作を含め、自由で個性的なデザイン表現がますます多様化している。従来、日本では染織図案の領域であったテキスタイル・デザインは、模様の考案といったものが主であったが、生活様式の拡大や、工業技術の発達に伴い、繊維の機能・特性、加工方法、流通の段階までを含めて設計・計画することが重要となってきた。とくに壁面が広く、住空間が欧米的になりつつある今日、インテリア・テキスタイル(室内繊維用品)のもつ意味は大きく、保温、防音、遮光の物理的機能もさることながら、空調設備の完備と相まって、より自由で大胆な装飾性による空間の個性化が可能になった。
 テキスタイル・デザインの基本的な要素としては色彩とパターン(柄(がら)、模様)の美しさであるが、とくにテクスチャー(織り目、材質感、きめ)がその魅力のポイントであり、重要な要素である。またパターンはその量産に対する合目的性も必要であり、単に装飾性以上の意味をもつため、ときとしてその製品の良否を決定する場合もある。[田中秀穂]
『吉川正己・高岡弘・野末和志著『プリントデザイン・捺染デザインの基礎から応用まで』(1980・文化出版局) ▽坂井直樹著『テキスタイル・デザインの技法』(1978・美術出版社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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