コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

テングコウモリ テングコウモリ Murina leucogastor; tube-nosed bat

3件 の用語解説(テングコウモリの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

テングコウモリ
テングコウモリ
Murina leucogastor; tube-nosed bat

翼手目ヒナコウモリ科。体長6~7cm,前腕長 4cmほど。鼻孔が管状でわずかに突出しているためその名がある。他のコウモリ類と違って毛深く,腿間膜上にも毛が密生する。体上面は暗灰色,下面はやや薄く,毛には羊毛状の下毛と金または銀色に光る長毛がある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

テングコウモリ【Japanese great tube‐nosed bat】

翼手目ヒナコウモリ科の哺乳類。ニホンテングコウモリともいう。鼻が筒状に突出した中型の虫食性のコウモリ。和名は鼻の形に由来する。日本の特産で,本州,四国,九州に産し,北海道からは記録がない。洞窟などに単独または数頭ですみ,夏の活動期には原生林で見られる。前腕長40~44mm,頭胴長50~64mm。顔が細長く左右の鼻は筒状で外方に突出し,耳介は楕円形。体の毛は金色または銀色の絹のような長毛とベージュで羊毛のようなちぢれた毛からなる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テングコウモリ
てんぐこうもり / 天狗蝙蝠
Japanese great tube-nosed bat
[学]Murina hilgendorfi

哺乳(ほにゅう)綱翼手目ヒナコウモリ科の動物。日本の固有種で、本州、四国、九州に分布し、森林、洞窟(どうくつ)、ときに建造物に生息する。前腕長40ミリメートル、頭胴長60ミリメートル。鼻孔は管状に突出し、耳介は卵円形、耳珠は細長く先端がとがる。体毛は羊毛状、腿間膜(たいかんまく)は上下面とも毛を密生する。体上面は灰汁(あく)色で、銀色に光る長い上毛がまばらに生え、下面は淡オリーブ灰色。翼が幅広く、比較的低空を飛翔(ひしょう)する。普通、単独または数頭ですみ、夕方早く飛び出しカブトムシやガなどの昆虫を食べる虫食性の種である。洞窟で多数の遺骸(いがい)が発見されたことがあるが、生きた大きなコロニーの記録はない。
 近縁種として日本には、本種より小形で鼻孔が突出し、毛色が金色に近いコテングコウモリM. silvaticaが北海道、本州、対馬(つしま)などに、中形で腿間膜に毛がなく枯れ葉色のクチバテングコウモリM. tenebrosaが対馬に分布する。1920年(大正9)に屋久島(やくしま)からコテングコウモリとして記録されたものは、後者と思われる。なお、インド北東部、中国、樺太(からふと)(サハリン)などには近縁のキタテングコウモリM. leucogasterを産する。[吉行瑞子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

テングコウモリの関連キーワード大蝙蝠菊頭蝙蝠天狗蝙蝠山蝙蝠クチバテングコウモリクビワコウモリ(首輪蝙蝠)コウモリ(蝙蝠)ヒナコウモリ(雛蝙蝠)ホオヒゲコウモリ(頰髭蝙蝠)モモジロコウモリ(腿白蝙蝠)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone