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テンツキ

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百科事典マイペディアの解説

テンツキ

日本全土,東〜東南アジアオーストラリアの日当りのよい草地にはえるカヤツリグサ科多年草。多少の粗毛がある。葉は線形で根生し,幅2mm内外,夏〜秋,上端が分枝した高さ20〜40cmの花茎を出し,長さ5〜8mmの狭卵形で褐色を帯びた小穂をつける。

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世界大百科事典 第2版の解説

テンツキ【Fimbristylis dichotoma (L.) Vahl】

主として水田のあぜや日当りの良い湿った土地,さらに畑地の溝などによく見るカヤツリグサ科の雑草(イラスト)。細い一年草で,ひげ根のある小さな株を作る。葉は根生し,幅1~2mmの線形で,先端は鈍く,多少毛がある。茎は高さ20~40cm,細く,9~10月に頂に2~4枚の葉状の苞と,1~5本の枝のある散形花序をつける。小穂は十数個かそれ以上の数でまばらにつき,おのおの長さ8mm前後の卵形で,茶色を帯びる。小穂の鱗片の内側に両性花があり,果実は前後に扁平のレンズ形で,黄白色の表皮に虫めがねで見える格子状の紋がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

テンツキ
てんつき / 点突
[学]Fimbristylis dichotoma (L.) Vahl

カヤツリグサ科の一年草または多年草。高さ15~60センチメートル。葉は幅1.5~4ミリメートル、細かい毛がある。花序は2、3回分枝し、夏から秋にかけて先端に長さ5~8ミリメートルの小穂をつける。田の畦(あぜ)や川原の草地に生え、水田の害草となる。日本全土、および世界の熱帯・温帯に広く分布し、変異が大きい。名の由来は不明。
 近縁のヒデリコF. miliacea (L.) Vahlは水田でよく繁殖し、害草となる。葉は幅約2ミリで毛はない。花序は多数分枝し、2~3ミリメートルの球状の小穂をつける。田の畦や川原の草地に普通に生え、本州から九州、および熱帯に広く分布する。名は、日照子の意味で、日照りに強いからといわれる。[木下栄一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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