精選版 日本国語大辞典 「デウス」の意味・読み・例文・類語 デウス ( [ポルトガル語] Deus ) キリシタン用語。万物の創造主たる神。提宇子。泥烏須。大臼。[初出の実例]「でうすぱあてれ御子ぜずきりしとを〈略〉御ただしでと定め給ふに依て」(出典:さるばとるむんぢ(1598)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デウス」の意味・わかりやすい解説 デウスDeus Ramos, João de [生]1830.3.8. アルガルベ[没]1896.1.11. リスボンポルトガルの詩人。生地で初等教育を受け,1859年コインブラ大学法学部卒業。その後新聞『ベージャの人』O Bejense (1862~64) を主宰,69年下院議員に選出されリスボンへ移った。 68年処女作『野の花』 Flores do Campoを発表。 76年教育書『国語読本』 Cartilha Maternalを刊行し,独自の方法で識字率を向上させるための運動を興し,大いに論議を呼び,名をあげた。詩集『花咲ける野』 Campo de Flores (2巻,93) に全詩作が収められている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「デウス」の意味・わかりやすい解説 デウスでうすdeus ラテン語 キリシタン宗門における「神」。フランシスコ・ザビエル以後、来日した宣教師たちは、キリシタン宗門の「神」にいかなる日本語をあてるべきかに苦慮し、「天主」「天帝」「天道」「天」なども用いたが、1592年(文禄1)からはラテン語の「デウス」に一定した。キリシタン文献には「てうす」「デウス」「だいうす」「大ウス」「大臼(だいうす)」などの用語がみえる。安土(あづち)(滋賀県近江八幡(おうみはちまん)市)や京都のキリシタン史跡には、それが地名として残った例もある。[松田毅一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例