コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

デキストリン デキストリン dextrin

翻訳|dextrin

7件 の用語解説(デキストリンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デキストリン
デキストリン
dextrin

糊精ともいう。デンプンを酸または酵素の作用で加水分解するとき,デンプンから麦芽糖にいたる中間段階の種々の加水分解生成物ができる。これらを総称してデキストリンという。薬局方でデキストリンというのはデンプンを加熱,または酸加水分解あるいはジアスターゼ加水分解して得られる粗デキストリンを水に溶かし,アルコールで沈殿させて精製したものである。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

デキストリン(dextrin)

でんぷんを加水分解したとき、麦芽糖になるまでの中間過程でできる種々の生成物の総称。白から黄色の粉末。粘着力が強く、のりとして利用。糊精(こせい)。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

デキストリン

糊精(こせい)とも。デンプンがアミラーゼまたは酸で加水分解され麦芽糖になる過程で生ずる中間物質の総称。白色あるいは黄色の無定形粉末。分解程度により,可溶性デンプンアミロデキストリンエリスロデキストリンアクロデキストリンなどに区別される。
→関連項目アミラーゼ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

栄養・生化学辞典の解説

デキストリン

 ⇒糊精

出典|朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

デキストリン【dextrin】

デンプンを酸またはアミラーゼ類で加水分解すると,最終的にはグルコースとなるが,その途上で,さまざまな分子量の中間生成物が得られる。これらを総称してデキストリンという。そのうち,分子量1万程度のものをアミロデキストリン,分子量7000程度のものをエリスロデキストリン,分子量4000程度のものをアクロデキストリンと呼び,ヨード反応による呈色はそれぞれ青藍色,赤褐色,淡褐色である。デンプンをβ‐アミラーゼで加水分解すると,デンプン分子の分枝点(1,6‐グルコシド結合点)で分解が止まってしまい,分子量15万程度の未分解物が残る。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

デキストリン【dextrin】

デンプンを酵素・酸などで分解して得られる種々の中間生成物の総称。一般式(C6H10O5n 白色または淡黄色の粉末で、やや甘味がある。水に溶けて粘着性を示す。糊剤こざい・乳化剤・酒造原料として用いる。糊精。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デキストリン
できすとりん
dextrin

糊精(こせい)ともいう。デンプンを酸、熱、酵素などで加水分解するときに生ずる中間生成物で、デンプンより分子量の小さい多糖の総称。アミロデキストリンともいう。デンプンをわずかに分解した高分子量のものから、ヨウ素デンプン反応を呈しない低分子量のものまで、広範囲のものが含まれる。生体内では唾液(だえき)や小腸内の細菌によってデンプンからデキストリンを生ずる反応が行われる。工業的には、おもに加酸焙焼(ばいしょう)法が行われている。
 なお、デンプンの酸や酵素による加水分解で生じたデキストリンはデンプンとほぼ同様に消化吸収されるが、焙焼デキストリン(ピロデキストリン)には消化酵素で分解されにくい結合をもつものがある。また、製法によって分岐度の異なるデキストリンが得られ、市販品には白色、淡黄色、黄色の3種がある。白色デキストリンは冷水に40%以上、温水には完全に溶ける。主として絹物などの織物の仕上げ糊(のり)、あるいは錠剤の賦形剤として用いられる。淡黄色および黄色デキストリンは冷水に完全に溶け、粘度が低く、用途が広い。すなわち、切手や封筒などの裏糊、事務用糊など各種の接着剤、水性塗料、製薬の調合や薬品の賦形剤、練炭の粘結剤などにも使われる。[村松 喬・不破英次]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デキストリンの関連キーワードプチアリンマルトースα-限界デキストリナーゼエキソアミラーゼ膵液アミラーゼデンプン糖デンプン分解酵素糖化型アミラーゼ麦芽酢デンプン糖(澱粉糖)

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

デキストリンの関連情報