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デュバリエ デュバリエ Duvalier, François

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

デュバリエ
デュバリエ
Duvalier, François

[生]1907.4.14. ポルトープランス
[没]1971.4.21. ポルトープランス
ハイチの政治家。 1934年ハイチ医科大学卒業。 48年労働次官,49年保健相,57年大統領に選出された。一般の黒人大衆の支持のもとに,混血支配層に対する黒人の復権を政綱とし,私設民兵トントン・マクートを率いて文民軍人を問わず政敵を排除,多数を殺害,63年アメリカの援助停止を受けた。

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百科事典マイペディアの解説

デュバリエ

ハイチの政治家。田舎医者から保健省に入ってやがて大臣となり,1957年に6回の政変のあと大統領に選出された。いったん権力の座につくと議会を解散し,再選を果たし,1962年には終身大統領を宣言。
→関連項目ゴナイブ

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世界大百科事典 第2版の解説

デュバリエ【François Duvalier】

1907‐71
ハイチの医師,政治家。首都のポルトー・プランス大学を卒業後,田舎医者として農村での医療に従事していたが,その後保健省に入ってやがて大臣になり,1957年には6回に及ぶ政変のあと,大統領に選出された。いったん権力の座につくと,議会を解散し,対立候補のない選挙で大統領に再選され,62年にはついに終身大統領をみずから宣言した。政敵や反体制派を駆逐したり弾圧したりするために,〈トントン・マクート〉と呼ばれる秘密警察をつくって暗殺や脅迫をくり返しながら,〈パパ・ドック〉の異名の下で独裁体制と恐怖政治を続けた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

デュバリエ
でゅばりえ
Franois Duvalier
(1907―1971)

ハイチの独裁政治家。看護兵を経て、アメリカで医学を学ぶ。保健大臣などを務めたあと、1957年に大統領に当選、1964年終身大統領を宣言した。医師をしていたことから「パパ・ドック」とよばれたが、「トントン・マクート」(鬼人)という秘密警察を使い政敵を暗殺し大衆運動を弾圧するなど恐怖政治を行った。3万人以上の殺害に責任があるといわれる。1971年、死の直前に息子のジャンクロードJean-Claude Duvalier(1951― )を後継者に指名。後継大統領となったジャン・クロード(ベビー・ドック)は、父同様の恐怖政治を行い、1983年にはやはり終身大統領を宣言、腐敗した生活を送った。1986年2月、食糧暴動に端を発した国民暴動が全国に広がるなかで、ジャン・クロード一家は米軍機で国外に脱出し一族の独裁体制は崩壊した。[後藤政子]

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世界大百科事典内のデュバリエの言及

【ハイチ】より

…宗教はカトリック80%,プロテスタント10%,その他10%であるが,カトリックとアフリカ原始宗教との混合宗教であるブードゥーが農村に広く分布している。ブードゥーはハイチにおいて大きな影響力をもっており,独立革命の前ぶれとなった1791年の奴隷反乱では,ブードゥーを信仰する奴隷たちが守護神を奉持して蜂起したし,1957年に大統領に選出されたフランソア・デュバリエは熱心なブードゥー教徒として知られている。
[政治]
 1971年に憲法が改正され,終身大統領制が成立した。…

【ブードゥー】より

…しかし全人口の7割以上が非識字大衆であるハイチの現状からすると,ブードゥーは呪術や魔術的色彩が強く,呪文によって病気の回復を求めたり,祭壇に動物をいけにえにささげたりする習慣がいまなお残っている。元大統領フランソア・デュバリエがブードゥーを利用して独裁政治を行った話は有名である。ウンバンダ【神代 修】。…

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